東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




いろいろな本やビジネス誌を読んでいるけど、今、自分がいちばん好きなのは、
野口悠紀雄さんと小宮一慶さん。お二人とも数値をわかりやすく駆使して説明して
くれるので、とても理解しやすいし、納得感がある。

週刊ダイヤモンドの「超整理日記」(野口悠紀雄さんの連載)の中で地方の
活性化について書かれてたことだけど、とても共感した記事があったので、その
ことについて書く。ポイントは3つ。

1つ目。
「地方活性化」とは国が地方に補助金を支出したり、地方で公共事業をやることでは
ない。そもそも「地方活性化」は中央政府がやることではない。

2つ目。
「地方活性化」を工場誘致、製造業中心で考えるべきではない。製造業の海外移転は
すでに部品製造にまで及んでいて、今後も製造業に頼り続けるとジリ貧になる可能性が
高い。

3つ目。
今後は「高度サービス業」を伸ばすべき。つまり「情報通信業」「金融・保険業」
「学術研究、専門・技術サービス業」など。東京ではすでに製造業の従業員比率は
9.8%まで落ち、高度なサービス業の従業員比率は15.9%になっている。

ちなみに製造業の従業員比率の全国平均は16.1%。静岡県は25.1%で、
全国2番目に高い。そして静岡県の人口流失も全国ワースト2位になっていることは
あまりにも有名だ。

この首都圏に一極集中している「高度サービス業」を地方に分散させることは可能なのか。

野口悠紀雄さんは、そのためには「通信のインフラ」が必要とおっしゃっています。

以下、「超整理日記」の本文より。

「リゾート地は仕事をする場所ではないから、(情報通信のインフラは)必要ない」
との考え方もあるだろう。しかし、全国のeコマースのハブをリゾート地に置くこと
でさえ可能なのだ。場合によってはリゾート地こそが、最良の仕事場になる。時代が
大きく変わったことを認識する必要がある。



わが町 焼津は魚は美味いし、温泉も出ているし、リゾート地的な要素をたくさんもっている。
その上で、東京までのアクセスもよく、情報通信のインフラもまずまずだ。
ことによると、とても恵まれたビジネス環境で、最先端っぽい働き方ができているのではないかと、
ふと思った次第。それから



静岡県はもちろん、地元焼津でも基幹産業である製造業は、高度サービス的な要素を
取り入れていくことで、ガラッと変わる。もし現状に閉塞感を感じている方は、
ぜひ視点を変えてみることをおすすめしたい。たとえば販路開拓ひとつを取り上げて
みても、見えてくる眺めが まるで変ってくるはず。

10月21日のIT経営フォーラムが、その気づきの一助になれば、と思っている。
素晴らしい講師陣の講演で、閉塞感を感じている人も、そうでない人も、きっと
高度サービス的な「新しい視点」が得られるはず。皆さま、ぜひお運びくださいませ ( ´ ▽ ` )ノ 。

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