今日の日経新聞の1面の中央あたりの記事。そのタイトルはなんと「ホワイトで勝てますか」です。いや〜、いよいよきましたね。「不適切にもほどがある」効果でしょうか。だとしたらあのドラマは時代を動かす効果があったのかも。
これまで企業を「ブラック」「ホワイト」に分けて、ブラックは悪、ホワイトは善、というなんとも単純な論調がまかりとおっていたけど、正直そんな単純なものであるはずがないです。「ホワイトを目指すべき」という論調でもなく、「ホワイト以外は認めない」というような、徹底して多様性のない論調が多かった。なぜ1つひとつの企業をもっとよく見て、1人ひとりの社員と話し、それぞれに合った選択の自由を提供していく、多様性の時代にふさわしい方向に向かわないのだろうっていつも思っていました。これまではそれさえ口にも出せないくらい強い圧力が生じていました。今、ようやく変わりはじめているかも。だからちょっとホッとしました。この記事を見てそんな気がしました。
この記事では「プラチナ企業」なる概念を提示し、「働きやすいし、かつ儲かる」と定義しています。「プラチナ=目指すべき姿」ということが語られています。それは確かに理想だけど、では「プラチナ企業になるプロセスは?」。そこが問題ですよね。それに関しては「こういうプロセスでプラチナに至る」と明確に語りたいところだけど、残念ながら自分の場合はとてもそういう状況にはないです。働く制度・環境は懸命に整えてきたけど、収益も上がるように懸命に努力してきたけど、ぜんぜんまだまだです。
自分がずっと目指しているのは「多様な働き方があって、選択の自由がある会社」。そして「サーバーが24時間365日働いて、月々の経費の50%以上を稼いでくれる会社」。もちろん、「職場は明るく、楽しくて、みんなが元気で、成長していける会社」です。引き続き、がんばります。