東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




1998年に出版されたこの本。もちろん地元の書店は売っていなくて、苦労して
入手しました。ECサイトとか、ネットショップなどという言葉が巷で使われる
ことはなかった時代。自分も含め、ほとんどの人たちが「ホームページって仕事で
使えるのか?」とか、言っていた時代。

この本を読んでいなければ、サンロフトにWebシステム事業部はなかった
かもしれません。自分に、サンロフトに、大きな影響を及ぼした本だと思います。



まだミクシィの会員が30万人くらいだった頃の2005年1月。もちろんTwitter
やfacebookは影も形もなくて、「SNSって何?」って時代でした。
その頃にこの本に出会い、まさしくサブタイルにあるように、「ブログの次はこれだ!」と
思いました。この本を読んでいなければ、今のnanotyが存在しないのは確実です。


読書のポイントは ジャンル と 著者 を意識すること、だと自分は思っている。

ジャンルは
「ノウハウ・スキル系」、「時流・動向系」、「視点・考え方系」、「趣味系」の4つ。
   ↑ 40%       ↑ 30%     ↑ 20%     ↑ 10%
くらいのバランスで読んだらちょうどいいと思います。
年齢が進むにつれて、「ノウハウ・スキル系」は減少し、その分、「視点・考え方系」が
増えるイメージです。
ただ、いくつになっても、ビジネスマンである以上、「ノウハウ・スキル系」の読書は
必要だとは思います。引退したら、趣味系 100%でもいいかもしれません。

著者は「なるべく一流の人を選ぶこと」。もちろん無名な人や若手作家の作品の中にも
いい本はありますが、当たり・ハズレがあるのは否めません。その点、一流の人の本には
ほとんどハズレがありません。

一流の人たちは、どんな職業、専門家でも、視点・考え方は共通しているところが多く、
そういった一流の人たちの考え方を知ることは勉強になります。たとえば野球の落合監督の
「采配」という本は、とても勉強になる素晴らしい本でした。

ぼくの若手ビジネスマン時代には、インターネットはありませんでした。動画教材なども
とても少なく、高価でしたので、学習はほとんど読書でした。今はインターネットがずいぶん
発達しましたし、良質な動画教材や音声ファイルがたくさんありますので、聴覚系の学習の方が
合う人は、そちらの方法で勉強するのもいいでしょう。セミナーや講演会もずいぶん増えて
いるし、申し込みしやすくなっていますから、参加したらいいと思います。

自分の経験的には、一流の人の言うことはシンプルでわかりやすいです。
本は、そういう人たちが「あるテーマについて、読者に、できるだけわかりやすく伝えるために、
目次や単元を考え、適切に、まとまって、知識を与えてくれるもの」で、かつ「自分のペースで
進めたり、休んだり、読み返したりできる」、最強の学習ツール だと思います。


社員が読書などをつうじて学習し、見識が高まっていくと、今 取り組むべき事項と、それに
よって実現する未来が見えてきて、ワクワクして仕事に取り組めるようになります。
そのワクワク感を大勢の人たちと共有していくことで、将来は今よりも、もっといい状況を
作り出せると思います。


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