東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




自分が万年筆を使うようになったのはワリと最近の話。2017年の12月に富士宮のカラオケスナックで高校同期の友人、英彦からレクチャーを受けたのが始まり。レクチャーと言っても

「オメェは社長だったら、文書はワープロで打ってもいいけど、最後の署名くらいは万年筆でサインしろ」とか、「字が下手とか言ってんじゃねぇ。ずっと書いてると味がでてくるものだ」とか、こんな感じですが、なかなかこれで気づきが多く、使ってみたいなぁ〜と思うようになっていた。英彦は万年筆コレクターとしても有名で、達筆で、カッコいいなぁ〜と思っていた。

年が変わって2018年になってほどなく、英彦が万年筆をプレゼントしてくれた。コレクターなので素晴らしい万年筆をたくさんもっているのだけど、その中の1本 パイロットのカスタム823。「ま、入門用だけどな」とのことだったけど、自分にはもったいなさ過ぎる立派な万年筆。このペンに見合う字を書きたいと思い、「どうすれば字がうまくなるんだ?」って聞いたら、「本屋でペン習字の本を買ってきて、上からなぞれ」って言うので、ペン習字の本を2冊買ってきてなぞっていた。これが自分の万年筆ライフの始まりだった。「多分、ハマるぞ」と言われていたけど、確かにハマった。 その年の暮れに、彼は帰らぬ人となってしまい、カスタム823は、彼の形見になった。

その後、自分は何本かのペンをゲットして、いつも持ち歩き、丁寧な字が書けるようにトレーニングしたり、いろいろな色のインクを入れたりして、万年筆ライフを楽しむようになった。書類にサインしたりするのが楽しくなった。カスタム823はやや調子が悪くなっていて、今日は近所の文具店のコハマさんに、パイロットのペンアドバイサーの方が来店していて、ペンクリニックをやっているとのことだったので、さっそく行ってみたのでした。見事に復活! アドバイサーのSさん、どうもありがとうございます。


英彦の形見のカスタム823が元気になったのと、Sさんが親切だったのが嬉しくて、ついつい新しいペンを1本買ってしまいました ( ´ ▽ ` )ノ 。キャップレスのFC−15SR。片手で使えるのが便利。カートリッジで手軽に。このタイプのペンも1本欲しかったのでした。

大人っぽい素敵な趣味を与えてくれた英彦に感謝している。


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