農協が日本の農業振興に果たした役割は大きかったと思う。
基本的に個人事業者しかいなかった日本の農業は零細だったから、資金や技術や
流通で農家を支える農協の役割は重要だった。確かに必要な組織だったと思う。
ただ、長い年月がたつうちに組織は肥大化し、自分たちのさらなる強大化が
目的になってしまった。また時代が移り変化していく中で、様々な役割は利権に
変貌し、非効率となっても、それを守ること自体が目的となってしまっていた。
国はこれまで農業支援の名目で膨大な予算を投入してきたけど、このままでは
日本の農業は後継者問題・農業の就業人口の減少で立ち行かなくなる。
TPPの問題があってもなくても、誰の目にも根本的な変革が必要だった。
今日の日経新聞のTOPに載っていた記事によれば、政府は農業協同組合法
改正案の骨格を固めたとのこと。全国の農協組織を束ねる全国農業協同組合中央会
(JA全中)の権限を3年で撤廃し、任意団体に転換し、さらにJA全中の下部組織
である地方中央会も原則5年、最長10年以内に任意団体に変えるという。
本当にこの岩盤規制を壊せれば、確かに日本全体に与える影響は大きそうだ。
政府の本気度に期待したい。日本の農業も、他の産業もいい方向に向かうと思う。
栃木から戻り、たまっていた日経新聞を読んで気合いが入った。
明日からいよいよ2015年のビジネスがスタート。
もちろんサンロフトも変わる必要がある。
今年からの数年間は、サンロフトにとって大きな勝負の時期になる。
ハノイの企業とのパートナーシップはますます強化される。システムの
生産力が根本的に変わりそうだ。ビジネスモデルも変わる。いよいよ受託開発の
会社からクラウドサービスとエージェントサービスの会社になっていく。
働き方、仕事の仕方、ワークスタイルも変わっていくと思う。
サンロフトの中の規制を壊し、勇気をもって改革を進める。
これからの数年間、自分のこれまでやってきた仕事の集大成だと思って、
全力で仕事に打ち込みます。
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