伝統の重みを感じながら

ちょうどお昼時の東中野商店街。いや～、なかなか気さくでいい感じです。

「アンタ、昼間っからセガレの下宿探し、してんのかいな？」とか言わないように (^^;) 。

確かにこのあたりは学生向けのアパートが多い。ぼくが学生のときも、東中野には３人の友人が住んでいた。あの頃、駅前にあった「つけ麺 大王」は無くなってしまったのだろうか。

東京は懐が深くて、一見ビジネスの気配がない東中野にも、立派な会社が存在している。
１００年以上の歴史を有し、今でも創業者の打ちたてた理念を大切にし、「安心」と「信頼」の伝統を真面目に守り続けている。

「自分はあくまでも駅伝走者の中の一人、次の人にどういう形でたすきを渡すかを考えると、好き勝手なことはできない」

とおっしゃる社長さんの言葉に重みを感じた。

同じ社長でも、引き継ぐものがない形で始まった自分の場合は、かなり好き勝手やらせてもらっているし、「今現在、伝統を作っているんだ」という意識が強いし、「守る」という感じがほとんどない。

伝統を守り、発展させていく

ということはたいへんなことなんだ　と思った。

午前中の打ち合わせは、笑いが多くて、楽しくて、かつ充実したものになった。

品格のある会社。そして、本当にありがたいことに、ウチの会社のことを評価して下さっており、なんとしてもその期待に応えたい。
そんな気持ちを強く持ちながら、気さくな商店街の中を歩いていた。