ヨメさんと池袋のサンシャイン劇場でSET(スーパー・エキセントリック・シアター)の45周年記念の芝居を観劇してきました。演題は「ニッポン狂騒時代 〜 令和JAPANはビックリギョーテン有頂天」。ほとんどクレージーキャッツの世界観ですね ( 笑 ) 。こんなに笑ったのはいつ以来だろう。笑いあり、涙あり、歌あり、ダンスあり! マジ、楽しかったです。盛りだくさんでいろいろなエピソードが盛り込まれているけど、自分が今日の芝居を観て1番最初に心に浮かぶ言葉は今日のタイトル「上を向いて歩こう」でした。
舞台は1960年代の東京。敗戦から徐々に立ち直り始めた日本では、アメリカンカヴァーポップスが大流行しました。英語の歌詞を日本語に訳して歌うアメリカの歌。坂本九の「ステキなタイミング」が代表曲なのでしょうか。弘田三枝子や中尾ミエとかが続いたみたい。その同じ時代に「日米安保条約反対を掲げ、アメリカにすり寄らず、日本人の手で平和を実現する」ことを目指して学生運動に明け暮れる学生たちがいた。
この時代の2つの大きな潮流の中を懸命に生きる若者たちのストーリー。今と比べれば実に貧しく、スマホもインターネットもないけど、若者は熱く情熱的に生きている。そんな時代を描く芝居。本当に心にグッときます。その時代を受け継ぐ形で現代があるのは間違いないことなんだし、その現代を生きる自分たちもまたより良い国にするために熱く情熱的に生きていくべきだと思いました。そして「上を向いて歩こう」って思ったのでした。
場所がサンシャイン劇場、池袋っていうのも大きかったかも。自分が大学時代4年間を過ごした場所。人が多くてまいったけど、とにかく懐かしい。大好きな街です、今でも。
SETって1979年創立なのですね。45周年ってすごいです。そ、そう言えば自分とヨメさんが出会ったのも1979年。45年も付き合ってるんだ。そ、それもすごいですね。感謝。