「今、一生の間に何度あるかわからないような『時代の変わり目』がやってきて、あなたの心の扉をノックしている。扉を開けるも開けないもあなた次第だが、開いた先には興奮と感動に満ちた新しい日々があなたを待っているかもしれない。」
こんな刺激的な文章で始まるこの書籍は、大げさでなく全編 刺激と示唆が溢れている。実際自分も何回か言われたことがある言葉。「iPadを『ただのデカいiPhone』と言う人は、スペックシート重視の文化や左脳的な発想にとらわれすぎているような気がする」。これ、本当に使った人にしかわからないと思う。使うこともなく、スペックだけで判断している人の言うことは、「実感」がない。自分はiPadを手にして以来、毎日どっぷり使ってきたが、これは確実にビジネス全体、いや、ライフスタイル全体を変えていくという実感がある。実はiPadはまだ日本で発売されて2ヶ月もたっていない。にもかかわらず、自分はもうiPadがなかった頃の仕事のやり方が思い出せないくらい遠く感じる。本書に書かれている言葉「頭で理解することと、体験することとはまったく別のことだ」を完全に地でいってしまった。
以下、目次の項目を列挙しておきますので、1つでも興味のある方はぜひ一読を。IT業界以外の方々でも読みやすく、十分理解できる内容です。
序章 iPhoneが築き、iPadが生む革命
第1章 使ってわかるiPadの3つの魅力
第2章 膨大なアプリを生むAppStore
第3章 iPadは出版、ラジオ、テレビが融合するメディア
第4章 IT業界の勢力図を変える
第5章 ビジネスシーンにも広がる
第6章 教育市場にも広がる
第7章 巨大会社を手玉に通信業界を動かす
以上です。
デスクトップパソコンでは「一人1台」までは普及しなかったし、ノートパソコンでは「いつでもどこでも活用する」という状況は作れなかった。これからはiPhone、iPadをはじめとするスマートフォンと呼ばれる端末が普及していくけど、これらの端末は高齢者や乳児は別として、少なくともビジネスや学校の現場では、「一人1台」、「いつでもどこでも活用する」という状況に限りなく近づくと思われる。だからこそ、コンピュータシステムやゲームだけでなく、書籍や雑誌や新聞、テレビまで、メディアを大きく変えていく。ひいてはビジネススタイルやライフスタイルを変えていくと思う。変化はチャンス。とてつもなく大きなチャンスがすべての会社の前に広がっていると思う。
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8月3日が楽しみです。
こちらこそ、どうもありがとうございます。
iPad、いいですよぉ~。いろいろなアプリや使い方をご紹介しますね。