設計はセンスだ。
センスは時代を先駆ける。
技術はあとからついてくる。
イタリアの飛行機設計者カプローニが堀越二郎に夢の中で言った言葉。
いい言葉だなぁ。希望がある。
新しい飛行機を設計・制作するにあたり行われた自主研究会。若い人たちが
こんな感じで、夜な夜な自主研究会をやったら、それはいいものができるはず。
自主研究会を片隅でそっと見ていた部長がボロっと言った言葉。
愉快だ。
エンジニアっていいなぁと思う。こういう様子をみたら、愉快だろう。
夕方から東京出張でちょっとヘビー目な打ち合わせがあった。でもそこで
交わされた議論はきわめて正論で、気持ちがよくて、感謝しながら帰宅して
TVを点けたら、宮崎アニメの「風立ちぬ」をやっていた。
以前、ロードショーで観て、とても感動した映画だったけど、今日あらためて
観て、宮崎作品の中で一番好きな作品なのだと確信した。大人のためのアニメで
若い技術者の 空への憧れ と はかない恋 がテーマになっている。
今と比べても明らかに生きにくい時代を、登場人物たちが懸命に生きる
様子が描かれる。
凝縮された時間を潔く生きている。
もともと日本人が備えていた価値観が、観る人の心を打つ。
もっと創造的に生きたい。
そして、今の時代にふさわしい事業を成し遂げたいと思った。
| Trackback ( )
|
|