東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




静岡産業大学 学長の鷲崎先生の講演を拝聴する機会に恵まれました。
場所は藤枝駅前キャンパス BiViキャンにて。
タイトルは「情報の処理と人間  ~ 人類誕生からAIまで ~ 」という
とても広大なタイトルのお話しでした。講演に先立ち先生は「(情報処理の)
おもしろさをオーバービューしたい」とおっしゃっていましたが、本当に
そのとおりで、こんなにアカデミックで、ワクワクする楽しい講演は初めて
でした ( ´ ▽ ` )ノ 。

人類の誕生と共に情報処理が始まる。つまり
話す(コミュニケーション)、書く(蓄積する、残す)、計算する(モノを
作る、事象を数える)ということが営まれるようになる。

言葉と文字が発明され、辞書というものを作り、印刷機を発明し、計算機が
誕生する(蒸気機関で動く計算機を考えたというのも驚きでした)。情報処理
は進化を続け、そして情報科学が一気に進んだのは第二次世界大戦の時、との
ことでした。

自分は、情報のデジタル化とインターネットの普及とスマホの登場もかなり
大きな転換点だと感じ、人間の情報処理能力を超えて爆発しているように映る
のですが、そのあたりの対処法については、また先生のお考えをじっくり
教えていただきたいと思いました。

そして最後は、自分には、究極の情報処理のように見えるAIのお話しでした。
ベストセラー「AI vs 教科書が読めない子どもたち」を引用しながら、わかり
やすく説明してくださいました。

数理モデル、統計モデル、ディープラーニング、こういったことがこれほど
わかりやすく解説していただいたことはこれまでになく、AIの霧が一気に
解消したような爽快感でした。

意味を理解していない統計モデルのAIだとしても、すでにMARCHレベルの大学に
合格できる能力をもち、さらにこれから画像認識や音声認識や自然言語処理など
の分野では、AIが劇的に進化し、ディープラーニングによって(意味は理解して
いなくても)自ら賢くなり、多くの専門家の仕事を奪うのは確実。
自分たちはそれらを活かしたシステムを構築して、いかに社会に貢献していくか、
もう真剣に考えていかなければいけないと実感しました。

情報処理という世界を旅していたような、知的刺激が満載の時間になりました!
鷲崎先生、静岡産業大学の皆さま、どうもありがとうございます!!



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