東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




CGMの次にくるもの。見えてますか?

CGM(コンシューマ・ジェネレイテッド・メディア)。インターネットの利用している「普通の人」がブログやSNSなどを使ってどんどん情報を発信するようになった。そういう生活者(=普通の人)が発する情報みたいなものを総称して、こう呼んでいる。ブログ、SNSの人気で CGMはさらに発展中だ。

一方、テレビや新聞などこれまでのメディアで語られる情報は「その道の権威」と言われる人や有名人など「ごく一部の限られた人」が語っているわけで、信頼性が高いと思われてきた。だけどインターネットの普及によって「普通の人」たちが得る情報量が多くなってくるとそんなに簡単にうのみにしてもらえなくなってきた。

有名大学の教授が「財政再建のためには消費税を大幅に上げるしかありません」とテレビで発言してみても、それが御用学者の偏った意見で、そんな意見よりも圧倒的多数の普通の人たちが感じている「その前にもっとやるべきことがあるんじゃないかな」というような感覚の方が適正なんだってことがわかるようになってきた。

「ブログで多少まともなことを語っているのは100人に1人くらいでしょ」と言われたら「そう、だからものすごい数のまともな意見がそこにあるんです」と言える。CGMの躍進は著しく、ブログやSNSの中で「多くの人たちがそう言っていることは案外正しい」という感覚が生まれ始めていて、こういうのが2.0っぽい感じと言われたりしている。

そうは言ってもここまでブログやSNSが増えてくるとスパム的なものも多くなる。「いい意見だなぁ」と思ったら、実はなりすましの誘導だったりする可能性もあるわけで、ますます気が抜けなくなってきている感じもする。

CGM全盛の今、すでに「次にネットはどう進化していくのか」ということを考え、新しい「きざし」を感じ取っている人がいたりする。そういう人と話しているとわくわくするし、そこでどんなビジネスをするのか考えることは楽しい。

で、いちばん最初の言葉に戻る。

CGMの次にくるもの。見えてますか?

端的に言えば、ネットの中にいる圧倒的多数の普通の読者たちが 読んだ情報に対して評価できる仕組み が重要になってくる。天才 ぐっどうぃる博士がそうおっしゃっていました。

写真は渋谷 宮益坂あたり。今日は渋谷と恵比寿で打ち合わせ。今、このあたりに、これからネット社会を変えていくベンチャーたちが集結し始めています。


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