東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




スコラ・コンサルトの長野恭彦さんの著書。一気に読み終えました ( ´ ▽ ` )ノ 。
メインターゲットは部長職、支店長職クラスのミドルだと思います。ひと言で言うと

ミドルのための、精神論によらない「自分軸」の作り方とその活用

という感じの内容だと思います。すっごくわかりやすくて、腹落ちしました。

「自分軸」というのは、決して揺らぐことのない「判断軸」であり、それは
お客様への貢献を考える事業軸 と 仲間(社長も含む)への貢献を考える
組織・人軸から構成される。

そして、自分軸は、「自分の信念」と「社長からの期待」を掛け合わせて作る、
とのこと。さらに

信念を導き出すためには、これまでの印象に残る「できごと・感情・理由」を
書き出してみると見えてくる。できれば、自分をよく知る仲間と語り合う形で
行うと、さらによく見えてくるとのことでした。

このあたり、とても納得感があります。過去の印象に残る出来事を振り返り
「うれしかった」とか「悲しかった」とか、さらに「なぜそう思ったのか」という
ことを考えていくと、そこから自分自身の揺るがない信念、価値観のようなものが
見えてくるような気がします。

そこに、社長からの期待も、書き出してみて、信念と一体化させるという
プロセスが加わります。このあたり、経営TOPとしてはうれしいところです。
もちろん社員への期待を具体的に語っていなければいけませんが、語った期待を
社員にこのように活かしてもらえたら、本望ですよね。

著書では、自動車部品の卸売業に取り組む福運自動車の多摩支店を舞台に物語風に
進みます。ですからとても読みやすいです。

福運自動車が、みんなで合宿を行い、事業軸を作り上げていくシーンはとても印象的。
「みんなで作り上げれば、出来上がった瞬間に共有されている」(改めて共有する必要
がない。逆に改めてこのレベルまで深く共有するのは難しい)という考え方が秀逸ですよね。
とても勉強になりました。

物語の主人公 多摩支店 支店長の細井さんが、どのような自分軸にたどり着き、どのような
成果につなげたのかは、こちらの本をお読みいただくとして、とてもすがすがしい読後感を
得られることだけはお伝えしておきます ( ´ ▽ ` )ノ 。長野さん、素晴らしい一冊を
どうもありがとうございます。

個人的には書籍で登場する田森社長に人間的な魅力を感じます (^_^;) 。

それから「ジブンガタリ(=自己紹介)を大切にする」というくだりがとても参考に
なりました。「自分が大切にしていることは何か?」「自分に影響を与えたできごとは何か?」
など、ジブンガタリの議題のオススメ10選が素晴らしい。こちらも本でご確認ください。

10選に沿って自分を語り合うことで、視野が広がると思います。そして

それが人間が成長することにほかならない

という考えに大いに賛同しました。ミドルの皆さんに、強くオススメする一冊です。



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
感謝! (長野恭彦)
2016-05-17 21:54:34
松田さん

今頃、発見してしまいました。
感謝、感激です!

最高級の褒め言葉をいただき、むず痒くなってきます(笑)。

是非社員さん、特に管理者の皆さんにもお勧めくださいね。

また、久しぶりに焼津まで行きたくなりました。

本当にありがとうございました。
 
 
 
こちらこそ! (松田敏孝)
2016-05-18 03:45:26
長野さん
こちらこそ、とてもたくさんの気づきをいただき感謝です。

ぼくもまた五反田に行きたくなりました。Tさんともずいぶんお会いしていないし、懐かしかったです。

部課長に、また奨めておきます ( ´ ▽ ` )ノ 。
 
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