東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




キャリア形成助成金という制度があるのはご存じでしょうか。
こういう厳しい時代なので、社員をリストラしてしまうのではなく、「専門能力を身につけてもらい、さらに戦力になってもらおう」という活動には国も応援してくれるのですね。せっかくの制度でしたら、ありがたく使わせていただきたいですし、興味がありました。

フューチャーベンチャーキャピタルさんが、社労士の井上先生という方をご紹介して下さり、今日の夕方、お話しをお聴きすることができました。FVCさん、井上先生、どうもありがとうございます。とても有意義な時間になりました。そのことをざっくり書いておきます。

1.専門的な訓練に対する助成
2.短時間等労働者への訓練に対する助成
3.認定実習併用職業訓練に対する助成
4.有期実習型訓練に対する助成
5.自発的な職業能力開発の支援に対する助成

という5つの助成金が用意されているのですが、サンロフトが使えそうなのは1と3なので、そこにしぼって集中的にお話しをお聴きしてきました。

まず、どの助成金を申請するにしても、最初に会社としての人材育成基本方針を定めること。そして、その方針に基づき、会社としての能力開発体系をまとめます。たとえばシステム開発系の社員だったら、プログラム開発スキル、プロジェクト管理手法の修得など、いろいろな能力開発のテーマがありますし、営業系の社員には、また別の、必要なテーマがあるわけで、そういう会社全体で必要とされる能力を体系的にまとめます。そして、今回はどの部分を強化するのかを明確にして、その強化する部分の研修を助成してもらうことになります。

1の「専門的な訓練に対する助成」は、現在の社員の研修に対する助成です。たとえば社外の講師に来社してもらい、2ヶ月間に渡り、毎週1回、1日3時間の講義を開いていただいたとして、その講師の方にお支払いする研修対応費の1/2が補填してもらえます。
また、受講した社員の受講時間分の人件費の1/2も補填してもらえます。
今から研修プランを作成し、申請すれば2010年4月からの開講には間に合うとのことです。

3の「認定実習併用職業訓練に対する助成」は、これから採用する人向けの研修に対して適用されます。採用する前に、採用する人の事前申請が必要なので、ちょっと前だったとしてもすでに採用してしまった人には適用されません。「1」と同様に講師費用と受講者人件費を補填してくれるのですが、こちらの場合は、4/5補填してくれるとのことで、その額も大きくなりそうです。そのためか審査が厳しく、今から申請準備に入ると7月頃入社する人がいれば、そこには間に合いそうとのこと。現実的には、今、さかんと活動している2011年4月入社に向けた採用活動。ここで入社してくれる新入社員向けに研修プランを考えて、申請準備をするのがいい、ということになりました。

申請から研修の全編にわたりフォローしてくれる社労士の先生には、成果報酬型で費用をお支払いすることになるので、もし興味のある方で、お付き合いしている社労士の先生がいらっしゃれば、お聞きしてみれば、と思います。「もっとアバウトでいいから、ちょっと教えて」って方、サンロフトのお客様でしたら、こちらにコメントをいただければ、私から電話を差し上げます (^^;) 。お答えできるのは「1」と「3」だけですからね (^^;) 。

全社レベルでの、社員の能力開発を、体系的に進めるチャンスだと感じました。
サンロフトでは、まず、プログラム開発スキルの向上とサーバー管理スキルの向上に向けて、研修をやりたいです。

(上の写真は今日の説明風景ではありません)

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