今日は旗日なんで久しぶりに家でゆっくり読書タイム。週刊ダイヤモンド12月1日号と週刊東洋経済11月24日号を読んでいた。どちらも同じように思えるかもしれないけど、内容や書き方もぜんぜん違いますよね。いい・悪いの問題じゃなくて、自分としてはダイヤモンドの方が好きです。役立つというか、行動に移せるというか、そういう書き方をしてくれている。もちろん100%うのみにしているワケじゃないけど、考え方や主張されていることは、とても参考になるし、腑に落ちることが多い。好きだなぁ。
今回の特集「今、入れるべき会社 就活親子の大誤算」は自分が今まで「なんでこうなるんだろう?」と思っていた疑問が一気に晴れる内容で、大人のビジネスマンが業界研究のために読んでも勉強になるし、今どきの学生たちが直面している問題を知るためにも参考になる。ぜひ長男に話してやろうと思った。
ダイヤモンドの中で書かれていた、これから比較的安泰の職種とそうじゃない職種の区分けも興味深かった。たとえば税理士は毎年繰り返される税制改正に対応しなければならないけど、だから外国人は参入しにくい。一方で公認会計士は国際会計基準の導入などで国際競争にさらされ、日本の国内メリットは限定的かもしれない とか分析が細かいよね。もちろん じゃ、税理士がみんないいのか、というとそんなに単純な話しじゃないと思うけど、グローバル化の影響を受けない理由とか、腑に落ちるし、ぼくらには一見同じような職種に見えて、状況はずいぶん違うことがわかる。
こういう記事を読むと、大手監査法人で、グローバル化の波の中で、広い視野と高度な専門知識を磨いて戦っている日本の公認会計士の方々が、さらに高い志をもって監査だけじゃなくて、経営コンサルティングをしていこう、さらにベンチャーを支援していこう、と考えてくれることって本当にありがたいんだって、改めて思ったりする。
それから この記事を読んで、自分たちのIT業界ってやっぱり「お奨めできる業界」なんだって改めて思った。学生の人気は銀行・金融、商社、マスコミなどが相変わらず高いようだけど、IT業界にも人気企業は育ってきたし、そういう人気企業ランキングには出てこなくても、規模は小さくてもいいベンチャーが非常にたくさんあるのがIT業界の特徴だと思う。やっぱり将来性はあるし、成長するポテンシャルがあると思う。新規性も発揮しやすい。
で、週刊東洋経済の方は、いまやIT業界の代表企業となったソフトバンク特集(実は全業界でも日本を代表する企業にすでになっている)。自分の会社はiPhone・iPadの法人向け代理店をやっているし、個人的にも会社でも株主だし、昔から大好きな会社だけど、記事としてはあまり面白みがなかったかな。この記事に限らず 全編、よく言えば学術的なのかもしれないけど、「じゃこれからどうなるのか?」とか「どう行動すればいいのか」というニーズには応えていないような気がする。
なんだかんだ言ってもぼくらが知りたいことって、「近未来」と「その対処法」なんですよね。そのニーズにはもっと積極的に応えていく必要があると思う。
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