落ち目になってきたピアノ・デュオグループ・・・
女性ボーカルを加えて、バンドの起死回生をはかる。
再び人気を得るのだが、弟のジェフと恋仲になり、
ミシェルはCMに起用されるのをきっかけに、グループから
離れ、やがてデュオも解散していく。
”ファビュラス・ベイカー・ボーイズ”(1989年)
邦題に付く”恋のゆくえ”はまずまずだが、やはり余計・・・
ミシェル・ファイファーはスージィー・ダイアモンド役で、
自ら唄も披露、何曲か歌う。定番ではあるが、
マイ・ファニー・ヴァレンタインはかなり良い。マイベスト・5だ。
デュオは兄弟でもあるジェフ・ブリッジスとボー・ブリッジス。
2人ともいい味をだして、特にジェフがいい。
いわゆる営業の後、小さなジャズ・クラブでセッションに興じる
シーンはジャズ・ファンを唸らせる。
こちらは、エンド・クレジットから、デイブ・グルーシン
のピアノだったが、それを上回る演技だ。
兄は家庭を持ち現実の世界に生きる。
夢をどこかで諦めきれない2人のゆくえは・・・