本を求めて久々に出かけた。
上前津あたりの2,3軒から店を覗く事にする。
狭い通路で人がすれ違うのがやっとこさ、
一番奥に店主がでんと座する姿はどこも同じ光景だ。
後は、規模によって、奥方らしき人がいるか、
若い店員が何人かいるか、の違いで変わりはない。
そのまま、鶴舞公園方面まで進む。
天井高くまで積まれた店内はどこも、黄土色からセピア色の
グラデーションとなって、追う目を楽しませる。
明る過ぎない照明が眼に優しい。
いつしか、お目当ての本は忘れ、その場の雰囲気の
流れに身を任せる事となる。
記憶と知識のしりとりみたいな脳内ゲームの始まり。
2,3時間はあっという間に過ぎて、
気付くと、直感で買った2,3冊の本が手元にある。