さて・・これな何でしょう?(天井の壁に貼り付けてあります。ちなみにおもちゃのスプーンです)
以前少し書いたことがありますが、母の左側空間半側無視の改善策の苦肉の一つ。
母の寝ているベット・・見上げると・・ど真ん中にコレがあるんでーす。
左側が空間になってしまう母の障害・・ゆえに、母は段々首が右へ右へと回ってしまいます。
もちろん、妖怪ではないので(オット・・失言)これ以上は回らないってとこで止まりますが。
寝ていても・・右のほうばかり見ているような母なのです。
でも、母にとっては、真正面を見ているつもりなんですね。だから首には知らず知らず負担が。
なんとかならないものか・・考えた結果がこれでした。
たまたまもらった玩具のスプーン、ちょうど持ち手の所に穴が空いてて・・画鋲を刺しやすかったってことだけだったんですけどね。
ピンクでちょっと可愛いいでしょ。さりげな~く天井に・・気が付く人も少ないです
母はそれを真ん中だって納得してくれて、見上げてから首を真っ直ぐに戻します。
ほんの少し、改善できてるような・・気がします。
しっかし・・不自然な向きであることには違いないので、気をゆるめていると・・右を見てしまう母です。
そして、そこには・・
巨大なカレンダーが!
向かって右側カレンダーが、普通よりちょっと大きめのA2くらいのカレンダーです。
偶然父の行っている床屋さんが、この大きさのカレンダーを年末にくれます。
二階へ続く扉一面に、貼ってあります。貼る場所が・・ここしかないってのが、ミソです
母には・・こーんな大きなカレンダーでも、やっぱり半分は空間になってしまいます。
それでも目線を指で追って貰うと・・なんとか数字が繋がるようにはなりました。
なので、例えば⇔こういう矢印も←こっちは無い事になってしまいます。
なのでこっちばっかりが見えてしまい→延々と・・ショートが続くように思うわけなんですねぇ。
なので、母のこのカレンダーには予定が書けません。
なんとか少しでも見当識障害の改善をと・・頭を悩ませていますが・・カレンダーは難解のようです。
でも・・ショートの予定・・終わった後には書き込みます。
毎回、指差して・・ここからここまで・・もう行ったでしょ・・って言う為に
日にちの感覚が・・どうも掴めない母は、ショートに行くのが嫌な癖に・・嫌だからですね・・帰ってから何日もたたないうちに・・またショートに行かなきゃいけない気になるようです。
多分、これは母として・・私が大変だって・・身に染みちゃってるんでしょうね。
ありがたいことなんだけど・・そんなにショートは入れてないし・・説明するのにまたまた一苦労です。
なのでやっぱり、カレンダーなくては困るし・・。でも・・あるから困るし
どうしたら母に日にちの認識を持ってもらえるかなぁ・・
わかんなくてもいいから、納得さえしてくれたらいいのになぁ。
そして、たいがい・・これで親子喧嘩になっちゃいます。
今日もそう・・。
最終的には「騙された!」になる母です。
家族が一番、信じられない存在で・・私や父が、母を追い出したがってる・・に変わります。
おまけに、今日は次女もいつも以上に反抗的!ブチキレで・・夕飯の時に言った言葉が「もう!皆勝手にすればいい!」でした。
でも・・そうはイカの天ぷらです(ひぇ~おもいっきり古)
母にはわからなくなってしまったことが沢山です。
それは・・不安なことだと思います。
今日が何日なのか・・全然理解出来ないんですから。
そして明日が何曜日なのか・・いくら言ってもわからないんです。
不安が一杯で・・イラ付くのも無理ないんです。
それは・・近くで見ている私には、ちゃんとわかってはいるんです。
でも・・なかなか・・私自身が・・それをいつも受け入れられないんです。
以前看護士さんに、小爆発はしなさいって・・言ってもらいました。
我慢とか、深度さとかを隠してばかりいると、大爆発したら手が付けられなくなるわよ」って。
親子喧嘩が出来るのも、そうですね・・。
最後には、結局私が母を慰めてる~なんですけどね泣くこと母には敵いません~。
怒りたいときこそ、優しく・・・って、私にはまだまだ出来ません。
遂・・ムキになってしまいます。
父も・・やっぱり私と同じですね。
自分の身体が辛いから・・これ以上母には悪くなって欲しくないんだと思います。
今日も、今までで一番足が痛い・・ってなんとなーく・・三月のディの日が近くなったから?!なーんて・・思っちゃったりもしてますがぁ。
行きたくないなら・・行かなきゃいいじゃーんですがぁ~歩けなくならないようにするためにも、少しは歩かなきゃ駄目なんじゃないかぁ。
足の筋肉は落ちるし・・なにより脊椎管を支えてる背中の筋肉だって大事なのにね。
ま「自分の身体は自分でしっかり守れって心臓外科の医師に言われた!」そうなので・・・もう、ディに行けとは言いませんが・・・
今日、テレビで高次脳機能障害の娘さんの話をしていました。
偶然付けたテレビでやっていたので、多分最後の方を少しだけしか見ていないとは思います。
でも・・そこで・・お母さんが言った言葉。
正確には書けませんが、多分こうだったと思います。
「記憶が蓄積されなくて・・本人は何も憶えられないかもしれないけど、まわりの人が憶えているから・・それでいいことにしよう」
それに、記憶も体験で・・身体で覚えることもあるそうです。
三年かかって、そのお嬢さんは、迷子にならずにディの往復が出来るようになったって言ってました。
三年です。本当に、ご本人はもちろん、ご両親も大変だったと思います。
物凄く、頑張ったんですねぇ(嬉し泣き)
母は、まだ二年。
なんだ・・あんな若いお嬢さんでさえ・・三年もかかったことなんです。
母はおそらく、三倍以上の年齢です。
単純に・・9年かかったら・・身体で覚えられちゃったりするかもしれません。
継続は力なり・・ですね
実はそんな単純なことでもないことは・・もちろん・・・わかっています。
だけど脳は・・学習して・・尚、細胞は生き続けるのですもの。
お互いに、ストレスだって溜まっちゃって、おもいっきり喧嘩もしちゃうけど・・。
ちょっとおまけして・・10年後、今よりずっと・・よくなってるかもしれないです。
まぁ・・加齢とともに、別のところが悪くなってるってことは・・今は考えるのやめときますね
いよいよ・・明後日から・・あ、もう明日か・・三月です。
春がいよいよ目の前ですね。