明日晴れたら、、、

今日は雨だから、ゆっくり過ごそう。
明日晴れたら、、、ちょっとだけ頑張るかなぁ。

母と父と一人娘の私

2013年05月31日 | タンデムツーリング

梅雨入りしたとのことですが、既に梅雨の中休み?
六月になりましたねぇ~既に私の腕は、ママチャリで走り回っているので真っ黒です。

5月最後の日の金曜日、母の施設へ行って、いつも通り昼食介助の後は施設の周りをお散歩。
ひまわりが沢山芽を出していました。
母は、この景色を何年眺めてきたんだったかな。
ディに通い始めて、ショートに通い始めて・・もう八度目の夏。
特養に入所して、二度目の夏が来ます。
去年は、もう死んでしまうかと思うほど弱っていた母ですが、今年はミキサー食を頑張って飲み込んでくれており、水分もストローで飲めています。
かなり痩せて、骨骨ですけどね。

外へ行こうと言う私にうなずいて出ては来たものの・・そう遠くには行けなくて。
いつも通り、特養のまわりを、のんびりのんびりお散歩です。

母は、何を考えて、どこを見つめているのだろう。

 母の時間は、動いているのかわかりません。

高次脳機能障害。短期記憶は蓄積されません。

母の引き出しは、もうどれも一杯で、入る隙間が無くなってしまいました。
だけど、認知症とは少し違うから、わけのわからないことを言ったりすることもなく、ただ静かに時間の流れに乗っています。
ちゃんと会話は出来るし、普通に冗談も言えます。
恨み言も言わず、泣き言も言わない母です。
特養に行って、私が父の愚痴を話すと「相変わらずだねぇ~」って言ってくれたりします。

でも、私がこうして三日に一度は会いに行っていること、夕方には忘れてしまう母です。
それはいいんです。会えば普通に話せるし。
ただ「早く一緒に家に帰ろう・・」その言葉を聞くことだけが、とっても辛い。
父からの電話でも「早く迎えに来て」とだけ・・か細い声で言っているそうです。
難聴の父には、なんでもいいから母の声が聴こえる日は嬉しいようです。

私の母は、明るくて元気で・・よく笑う人だったのになぁ。
じっと黙って、何を見ているんだろう。
いつか帰れると、家に帰ることだけを願っている母です。
だけど、そんな日がもう来ないことを・・母には告げられない。
母だけが、あの日からなんだか置き去りになっているような・・そんな気がすることがあります。
母を特養にお願いしたことは、歳老いていく父のことも含めて、もちろん私の精一杯だったし、正しかったと思うけど、寂しそうな母の顔を見ることに、いつまでたっても慣れません。
梅雨のこの時期・・花が咲いていない畑だからかなぁ~なんだかちょっと切なくなります。
確かに芽吹いてはいるけれど。


土曜日、父の大学病院受診の付き添いでした。
ディはまたお休みです。
朝9時の予約、いろいろ支度に掛かる父なので、もう大変です。
8時過ぎには家を出なくてはいけません。
6時に父を起こして、私も家事を開始。
父は2時間で歯磨きと着替え、トイレを済ませなくてはいけないと焦っています。
ただそれだけなのに、ただそれだけが大変です。

食事の前と後の歯磨きだけでも細かく細かく磨く父です。入れ歯なんですけどね・・。
食事も、ゆっくり時間をかけて食べます。薬も、沢山飲まなくてはいけません。
パジャマを普段着に着替えて、出掛ける前には全部の下着、外出着に着替えて。
トイレは三十分置きに行っています。
一人でなんとか動ける父なので、今は手を出しません。
妥協や、いい加減が出来ない父です。
適当も、後で・・も、出来ません。
私との親子喧嘩は、いつもそこです。
私、気が短いのかなぁ。

旦那が、7時半に起きて、のんびり朝ご飯を食べて、のんびりテレビを見ていました。
土曜休みの旦那、病院まで車で送ってくれました。
8時15分に出発。10分で到着。
平日だとタクシーを呼んで、片道が障害者割引でも1500円くらいかかります。
一級障害者なので、タクシー券も頂いていますが、半年もモチマセン。
父は2年前に、運転免許を返ししました。

消化器外科、鼠径ヘルニア手術後初めての受診です。
父はいろいろ感じること(痛みとか、ツレとか)があったようですが、先生は「問題ないです。多少の痛みやツレ感は、切ったのだから仕方ないですね。見た限りは順調ですよ。一応、外科の受診はこれで終了しましょう。また何か変わったことがあったら相談してください。」って。
数多い受診科の、ひとつが終りました~~良かったぁ。
診察開始と同時の予約で、それも1番に診てもらえたので、ラッキーなことに9時半には帰宅です。
こんなことは今まで一度も無かったなぁ~~

来月は、モノスゴク父の受診予定が入っています。
一週間に、三回の日もあります。
心臓外科、消化器内科、消化器外科、泌尿器科、整形外科、眼科、耳鼻科、皮膚科、精神科、内科。
一ヶ月毎だったり、二ヶ月毎だったり、それが重なる月は本当に病院ばかり行っているような気がします。
難聴の父、足元が危うい父なので、その全てに付き添います。
なんだか・・時々、それがしんどくなります。
大学病院だと、一日がそれだけで終わって、くたびれて何もしたくない。

待ち時間、なんだかイライライライラしてしまいます。父のせいじゃないのにね。
つい半年前までは、心臓外科以外は一人で通院できていた父でした。
それが、今は一つも一人では行けなく・・行きたくないようです。
トイレに行っている間に呼ばれたり、医師の言ってることが理解するのに時間が掛かるようになってしまったからだと思います。
医師も、返事の遅い父ではなく、私に向って話をするし・・一緒に行かないと仕方ないかもしれません。

歯科は訪問してくださるから、それだけは付き添わなくて済んでますけど。

多分、考えても仕方ないことです。
歳をとって、弱くなった親の付き添いなんて、当たり前のことなのにね。
父だって、一人で行けてた時は、気が楽だったと思います。
娘にいろいろ頼まなきゃいけないこと、多分・・本当は不本意だろうなぁ。

父が入院していた時は、あんなに優しかった私なのに。
時々、イラ付いて父に当ってしまいます。
私は父の時間の流れで生きてるみたいだ・・なんて。
酷いこと、言ってしまいます。

既に旦那は、一人でツーリング。
日曜日は天気が崩れそうだからと、どっかへ行ってしまいました。
置いてけぼり~~なんとも悔しい。
待っててくれたら良かったのに~~梅雨の晴れ間は大事ですものねぇ。
私は父の病院の付き添い・・それは一ヶ月前から決まってたことだし。
あ~~~また子供みたいなことを書いてる私だな。
横浜あたりまで走りに行ったみたいです。 
ちょっとでも走れれば、それでいいんですって。昼前には帰宅しました。早い!
そのあと、指の体操に行ってしまって、本当にじっとしていられない旦那です。

病院と、施設と、家事と・・平日はそれで終わっているような気がするこの頃です。
自分の時間、せいぜい数時間。
その数時間は、箱庭の前でしゃがんでるか、居間でひっくり返ってます。
ひっくり返ってる時間があるのだから、どってことないかもしれません。