もの創り アドリブ工房日誌

工房アドリブでの作業と作品 
反省と発見
試行錯誤と整理整頓
満身創痍と創意工夫

商館時計2

2009年09月30日 | 日記
ポケットウオッチの地板にカタカナでコロンと刻印されています。
この時計は100年前頃に横浜にあったコロン商会が輸入販売したものです。
当時、懐中時計を買える人はかなりの大金持ちだったそうです。

商館時計

2009年09月29日 | 日記
商館時計とは、舶来品の輸入貿易商社が自社の屋号を入れて販売した時計のこと。
懐中時計を買う時、必ず、疵見で髭ゼンマイをチェックすることが大切です。
テンプが時計の心臓部、命だからです。

ポケットウオッチ

2009年09月28日 | 日記
定かでありませんが、20年前ぐらいに、京都の東寺の蚤の市で、一万円で買った懐中時計です。会社で直そうとして、上司に注意された事がありました。かなり初期のものですが機械はしっかりした中の上ぐらいで、ケースは銀800です。この時計の時間合わせの方式は剣引き剣回しと言い100年ぐらい前のものです。完全に止まっているので、分解掃除をしようと思います。

木の拳2

2009年09月21日 | 日記
不用な部分を切ってみました。
鋸が悪く、木の中が湿っていたので、切るのに苦労しました。
木がある程度、乾くまで、放置しようと思います。
少しいい丸ノミを買ったのですが。

超天才時計師ブレゲ2

2009年09月17日 | 日記
友人から頂いた小冊子がきっかけで、
時計技術者に成り立ての頃に買ったブレゲの本を捜し出しました。
今では無くなった心斎橋の丸善(洋書で有名)で買ったのを思い出しました。
心斎橋には時計関係の会社が多くあり、関西では丸善が時計の洋書が揃っていた。
このアート オブ ブレゲは英語版で写真とイラストを眺めるだけですが、
天才の仕事、偉業だと判ります。
あの当時、2万円程して、思い切って買ったのを覚えています。
これからは、訳しながらゆっくり読んで行こうと思います。

超天才時計師ブレゲ

2009年09月16日 | 日記
サックス仲間の友人から、時計の記事が載っているからといって、小冊子を頂きました。
そこには超天才時計師ブレゲが200年前作った超複雑懐中時計の復刻機が載っていました。
ブレゲ社の時計師達が3年8ヶ月掛けて再現し、2008年に発表された。[no.1160]でした。
上の写真が200年前の「no.160」です。
この本は私が技術者に成り立ての頃に買ったものです。
時計師にとってブレゲは神の様な存在です。
誰も思い付かないような機能を手の平サイズの中に構造化した創造力はまさに神業です。
200年前に部品数823個を組み合わせて、時間宇宙を表現した芸術家だと、写真を見詰て思います。