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兵庫県知事選 - ネットの勝利か敗北か

県知事の辞職に伴う知事選挙で、前任の斎藤が再選されたようです。私は本人のことは良く知らないのですが、選ばれた以上、職務を全うして欲しいと祝辞を送りたいと思います。


(以下略)

引用元:NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241117/k10014640801000.html

この選挙、斎藤氏のパワハラ問題で揺れた上での最終結論ですが、今回の選挙の争点は

 パワハラ疑惑報道それ自体がメディアの暴走だったのではないか?

というもので、それら報道へのアンチテーゼとして、斎藤氏は旧来から巣食う兵庫県の港湾利権や財政問題に切り込んだため、旧勢力によって「事件が捏造されたのではないか」という、正義の犠牲者のイメージが作られたようにも見えます。

本当のところは分からないとして、今回の再選を一部では「ネット民の勝利だ!」と解釈する向きもありますが、ネット民の動きだけで、(前回に比べ)いきなり数10万票も得票数が増えるというのは、劇的ではありますが、その前に

 本当なのか?

と疑いの目を向けざるを得ません。

正直な所、総務省出身の斎藤氏が兵庫県の事情を全く知らないはずもなく、迂闊に利権構造にメスを入れるとは考えにくいのです。

そんな斎藤氏を一旦知事から引きずり下ろしたのには、何か別の理由があるはずで、パワハラ疑惑が大きく取り上げられたのも

 議会の混乱自体が目的だった

とも考えられるのです。

そして、今回の再選で、議会と対立する知事が誕生したことで、今後の議会運営がますます混乱するものとなるのは確実です。

これは推測なのですが、大量の票を動員するには、地方の政党議員を通さず、政府が直接国家レベルの大型プロジェクトをちらつかせて、土建業者やそれこそ港湾事業者に鼻薬をかがすこともできるはずです。特に、候補者が総務省出身者ですから、メンツの問題というのもあるでしょう。

大事なのは、このパワハラ騒動の中で兵庫県職員がお一人亡くなっていることなのです。人の命を犠牲にしてまで兵庫県議会の不安定状況を作り出したかった本当の理由は何なのか?

そう考えた時、私は次の理由しか思い付かないのです。


PROPTEREA DILATAVIT INFERNUS ANIMAM SUAM ET APERUIT OS SUUM ABSQUE ULLO TERMINO ET DESCENDENT FORTES EIUS ET POPULUS EIUS ET SUBLIMES GLORIOSIQUE EIUS AD EUM
それゆえ、陰府は喉を広げ/その口をどこまでも開く。高貴な者も群衆も/騒ぎの音も喜びの声も、そこに落ち込む。
(イザヤ書 第5章14節)

キリストの御国にて記す
管理人 日月土

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