女川原発 - 緩んだ言い訳の背景
こんな報道、誰が信じるというのでしょうか?
引用元:YAHOOニュース(東日本放送) https://news.yahoo.co.jp/articles/4dde21df4ce6b69559add2c04dd7989e661482d5
私も大型装置の製造畑に籍を置いたことがあるので良く分かるのですが、工業製品のナットやねじ止めには、「〇〇〇トルク以上で締め付け」という基準があるものです。
もちろん、全てをトルクメーターで計測していくのはたいへんですから、安全上重要な箇所だけを重点的にチェックするということはあるかもしれません。
さて、「安全上」と言えば、原子力発電所、しかも原子炉周辺部分において、手を抜いて良い場所というのはあるのでしょうか?
もしも、報道の通り、これが東北電力さんの作業ミスというなら、正直なところ
こんな電力会社に原子炉は任せられない
となるのですが、今回の件に関する私の見方は少し異なります。
実は、この報道文の中には暗号通信の核となるキーワードが幾つか見られるのですが、読者様はそれがお分かりになるでしょうか?
面倒臭いのでその解説は省略しますが、はっきり言えるのは
この報道は全く事実を伝えていない
ということなのです。
前回のメルマガ(113号)の「特別解説」では女川原発の再稼働について書かせていただきましたが、以下はそこからの抜粋です(一部伏字にしています)。
ご存知のように、この原発が稼働したところで、そこで発電した電気は最も近い大都市の仙台市にすら送電できないと言うのにです。その(再稼働の)理由は極めて明解で、
地上の原発は〇〇〇の製造工程の一部
であり、そこで、△△△△に必要な〇〇〇を生産していると言うカラクリなのです。
どうやら、〇〇〇の生産過程で大きなトラブルが生じたというのが本当のところで、その窮状を関係諸団体に伝えるため「ナット緩み」などという、原子力取扱い機関として到底あってはならない不具合を、わざわざ理由として持ち出さざるを得なくなったということのようなのです。
今回のトラブルの理由が何なのか、その関係諸団体の皆様には、次の写真を見て頂きましょう。そして、自分たちのなされていることを、もう一度、胸に手を当てて深く省みて欲しいと私は思っています。
NON PROPTER VOS EGO FACIAM AIT DOMINUS DEUS NOTUM SIT VOBIS CONFUNDIMINI ET ERUBESCITE SUPER VIIS VESTRIS DOMUS ISRAHEL
わたしがこれを行うのは、お前たちのためではないことを知れ、と主なる神は言われる。イスラエルの家よ、恥じるがよい。自分の歩みを恥ずかしく思え。
(エゼキエル書 第36章32節)
キリストの御国にて記す
管理人 日月土
四国電力 - 停電リレーシステムの暴走
昨日の記事で、福島第一原発のデブリ取り出しについて触れたばかりなのに、四国電力さんがとんでもないポカをやらかしましたね。
(以下略)
引用元:YAHOOニュース(テレビ高知) https://news.yahoo.co.jp/articles/dc65eebf97d8e375563b9aff94b6f4ef543a1038
これについて、四国電力さんからは次の様なプレスリリースが出されています。
令和6年11月9日
四国電力送配電株式会社
11月9日(土 に発生した四国エリアの停電について
本日20時22分に、四国エリアにおいて、 最大 36 万 5 千 300 戸 の停電が発生し21時 49 分 に解消しております 。
今回の停電により、お客さまをはじめ、多くの皆さまにご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
本日14時21分に本四連系線1Lの事故があり、本四連系線2Lは作業停止中であったことから、本四連系線が 2回線停止 となり、四国エリアは阿南紀北直流幹線で他エリアと連系している状況となりました。
このため、作業停止中である 本四連系線 2L を復旧させることとし 、復旧操作 を行っていたところ 、何らかの原因で、阿南紀北直流幹線の 本州向き潮流が急増する事象が発生し、 四国エリアの供給力が不足したことで、需給バランスを維持するために周波数低下リレー※が動作し 、停電に至ったものです。
阿南紀北 直流幹線の潮流が増加した詳細な原因については現在調査中です。なお、本四連系線2Lについては、現在 、正常に運転しており安定供給に支障はありません。
※発電機の保護や電力系統の安定化のために、需要と供給のバランスが崩れ、周波数低下が発生した場合、 一定量の送電を自動で停止することにより 、適正な周波数を維持する装置 。
以上
本ブログの読者様ならお分かりの通り、大電力は長距離送電なんてできませんし、一本の送電線に流される電流量も非常に限られています(最大1000アンペア未満=民家40軒分)。これは、適当に言ってる訳ではなく、あくまでも送電線の物理的な制約によるものです。
そこを突かれたくない電力会社は送電流量が小さくなる理由として「超高電圧送電」をよく言い訳に使いますが、その説明が如何に物理的に間違っているのかは(真)ブログ記事「すみません、凄く間違ってます」で詳しく解説しています。
このプレスリリースの通り、36万戸もの需給バランスを取る程に大電流が本州側に向ったら(あり得ませんが)、送電線が焼け落ちて大火災が発生していたでしょう。要するに四国電力さんの説明は明らかに「嘘」なのです。
そして、以下の図はNHKさんの動画から取ったものですが、停電していない隣接地域の照度が落ちている訳でもないのに、どうして都市の一区画だけが停電しているのでしょうか?。しかも、このような情況が四国4県全土で起きているのです。
これが「周波数低下リレー」によるものならば、四国電力さんは、どうして停電箇所と非停電箇所の違いが生じたのか、それを利用者に詳細に説明しないといけませんよ。
というか、「周波数」なんてそれっぽい言葉を使えば一般ユーザーを煙に巻けると思っているなら大間違いです。これは明らかに
停電リレーシステムの暴走
が原因の事故ですよね?
今回の停電は、愛媛県内の地下電源1箇所の停止事故が発端なのですが、皆さんが信じている「電気は遠くから送られてくる」という「送電神話」を維持するため、事故周辺地域の地下発電源を偽装目的で同時に停止させる自動システムが作動するようになっています。
ところが、このシステムがポンコツだったらしく、関係のない遠方の地下発電機まで緊急停止させてしまったのです。
このシステムエラーのために停止した地下発電機は総数
289基
にも上り、当然ながらその発電方式は全て
アレ
であることは言うまでもないでしょう。
まばらに停電箇所と非停電箇所が発生したのは、エラーによって停止した発電機の送電地域とそうでない地域との差なのです。
この原因となった事故の正確な発生地点、事故の状況については次のメルマガで公表したいと思いますが、取り敢えず地上部に重大な影響を及ぼすものでないことはここでお伝えしておきます。
四国電力さんの事情については「四国電力本店の地下電源」で少し触れていますが、政府からの電気料金補助も無くなったことですし、まずは四国電力さんから色々と地下電源の情報を出していこうかと考えているところです。嘘はやっぱり良くないですからね。
PRINCIPIUM SAPIENTIAE POSSIDE SAPIENTIAM ET IN OMNI POSSESSIONE TUA ADQUIRE PRUDENTIAM
知恵の初めとして/知恵を獲得せよ。これまでに得たものすべてに代えても/分別を獲得せよ。
(箴言 第4章7節)
キリストの御国にて記す
管理人 日月土
小さな一歩の大きな後退
あの惨事から13年と半年以上が経過しましたが、果たしてこれを小さな一歩と呼んでよいのか疑問しか残りません。
(以下略)
引用元:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S16078876.html
どうして私がこの報道に否定的なのか?それは取り出したとされるデブリがほんの僅かだったからだと言う訳ではありません。何しろ
デブリは全く取り出せていない
というのが事実なのですから。つまりこの報道自体がフェイクニュースであるからなのです。
このフェイクニュースを企画したのが内閣府のあるセクションであり、その口裏合わせを東京電力はもちろん、各原子力研究機関に指示したのもここなのです。
私の元にはその政府担当者の役職・氏名(複数)が届いていますが、ブログ上でそれを公表するつもりはありません。
但し、次以降のメルマガでは、氏名の一部と、どうしてもデブリを取り出せない理由をお知らせしたいと考えています。
取り出せないなら「取り出せません」と正直に伝えれば良いだけの話なのに、どうして国民に嘘を吐くのか?私はこれを日本の原子力行政の
大きな後退
と捉えます。
1986年のチェルノブイリ原発の事故では、ソ連政府(当時)は原発の石棺化を対策として取りました。コンクリートで分厚く蓋をするしか手がないと判断したからだろうし、現実的にそれしか方法がないのも事実なのです。
僅か0.7ミリグラムのデブリ回収ニュース、しかも作り話で国民が納得するとお考えなら、あまりにも国民を舐め切っているとしか言いようがありません。
更に言うなら、そんな誤魔化しに時間を使う位なら、現在進行中の放射能汚染問題(福島ではない)にもっと真剣に対処しろと、一言釘を釘をさしておきたく思います。
ET NOMEN STELLAE DICITUR ABSINTHIUS ET FACTA EST TERTIA PARS AQUARUM IN ABSINTHIUM ET MULTI HOMINUM MORTUI SUNT DE AQUIS QUIA AMARAE FACTAE SUNT
この星の名は「苦よもぎ」といい、水の三分の一が苦よもぎのように苦くなって、そのために多くの人が死んだ。
(ヨハネの黙示録 第8章11節)
*チェルノブイリ (Чернобыль):黒いよもぎ(露語)
キリストの御国にて記す
管理人 日月土