闘病

藤井風の隠れた名曲って何が来るのかと思ったら「やば。」かいな。多分LASAの中でも一番分かりやすい凄い曲。このアルバムが出た時に9音でクリスさんが最初にかけるのは「やば。」だろうな、と思ったらやっぱり「やば。」だった。風氏本人曰く「口癖シリーズの一曲」で、レコーディングで思わぬ方向に向かいベストテイクが生まれて完成した一曲だそう。

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Yahooのニュース見てたら『「レビー小体型認知症」発見、世界初の症例発表　小阪憲司さんが死去』の記事が出ていて。親父も今、レビー小体型認知症を患って入院しているので、思わず読んでしまう。コメント欄にも身近に患った方のコメントが多数寄せられていて、他人事では無いので読んでいてとても参考になる。

この認知症のやっかいな所って、初期段階だとマトモじゃない時もあれば、大体はマトモな時が多いこと。親父もマトモな時にマトモじゃない自分にも気づいているし、気づいているが故に認めたがらず中々病院の検査にも行ってくれない。説得を重ねて検査したのが2020年2月。その時はまだ妄想等の症状だけだったけど、一月もしないうちに幻覚が現れ出してきて。

もうひとつ厄介なところが、幻覚や痴呆症的な症状はあっても体力はすこぶる元気なところ。特に若い頃柔道やっていたせいもあるけど、暴れた時の自分でも制御できない腕力に対して、大人が三人かかってやっと押さえつけた事もあったそうな。という事で現在入院中です。初期段階で適切な診察と投薬があれば、ここまで酷くはならなかったと思うんだけど。

自分がもしレビー小体型認知症になったら安楽○させてほしい、ってコメントもあったけど、醜態は晒したく無いと思ったら考えちゃうよね。去年、帰省した時に妹の家で病院とつないでリモートで面談したけど、もう、人間的な会話は出来なかったな。変わり果てた、というか、実の親を見てなんだけど猿人に退化した感じを受けてしまった。でも根底にある魂はもしかしたら今の自分を見て苦悩しているかもしれない。そういう意味であえて親父は闘病中です、と思いたい。