雑想

写真、カメラ、車、音楽、旅、ラーメンなど個人的な趣味のごった煮的な日記です。

花/藤井風

2024-01-20 20:18:17 | 音楽

おじさんが(僕もおじさんだけど)目をキラキラさせながらカメラを買いにご来店。こんなに純粋に買いたい!買う!ってオーラを放つ人も最近では珍しいかも。買う時にこういうリアクションしてくれると売る方も気分が良い。僕も買い物をする時にこういう純粋なリアクションしてみようかと。

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リリース直後にDLして、ほぼ毎日といっていいほど聴いている「花/藤井風」ですが。初めて聴いたのは車内でクリスさんの番組じゃなくて何故かカーナビラジオ午後一番(HBC)。淡々と進むメロディに盛り上がりの少ない地味な曲だなぁ、というのが第一印象。

ドラマの主題歌でボールペンのノック音でリズムパターンを作ったという事しか情報は無かったのですが、聞けば聞くほど良い曲でヘビロテです。どうしてこんなにシンプルなリズムと曲調と歌詞なのに、どうしてこんなに良い曲なんだろう。ファンというバイアスがかかっているせいもあるのかなぁ。

この曲ではadoさんのように圧倒的なボーカルパワーは無いし、ikuraさんが歌う「アイドル」のような超絶技巧なボーカルでもない。でもね、こんなに流れるよう歌うって、こんなに沁みるものなんだなぁ。あいかわらずドラマとかは見ないのですが、偶然相方が見ていたドラマ内の弾き語りにちょっと軽く涙が出そうになりました。

で。風さんに限らずですが僕の中にある曲のイメージを増幅する為に、リリースして数ヶ月とかは基本的にMVを見ないようにしているのですよね。そのせいかカラオケで歌う時に初めてMV見るとか結構ある。先日意を決してMV、見ましたよ。イメージしていたものとは全く違って、これまたいろいろ解釈できそうな謎多きMVですね。

これなぁ。宗教的で嫌い!って人も多分いるんだろうね。MVでは二人の藤井風が出てくる。派手な柄の服を着て棺桶の中に入っている藤井風、その棺桶を引きずって車に乗せ砂漠を運転する黒服の藤井風。中盤から派手な藤井風が棺桶から立ち上がり歌い、黒服の藤井風は何故か額縁の中に収まり歌い出す。何の意味があるかは数回見ていただけではわかりません。

その独特の死生感は、もはや風さんを理解する上で重要なファクターのような気もしますが、新曲が出る度に歌詞を考察する人が出てくるのも分かる気がする。MVを見た後に歌詞をじっくり読んで見ると「なるほどなぁ」って理解できるところもあったり、でも完全に世界観を理解できるのは藤井風以外に居ないのかもしれない。

サビに「しわしわに萎れた花束」っていう普通ではネガティブに捉えられる歌詞も聞けば聞くほど深く感じるし、「みんな儚い みんな尊い」「誰もが一人 全ては一つ」っていうのは多分以前から感じるに風さんのテーマでもあると思うんですよね。歌詞もメロディもリズムも、この曲の素晴らしさを伝えたいのだけど僕のボキャブラリーでは無理。まだ聴いた事ない方は聴いてみてくださいませ。


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