そろそろ朝晩寒くなって来てファンヒーターをつけたいのだけどまだ出していない。それどころかファンヒーターの設置場所にはいまだに扇風機が鎮座している。でもまずは灯油ポリタンクに入っているシーズン前の灯油を処分してもらって新しい灯油を買わないとなぁ。
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この季節。せっかく庄内に来たのだから、10月から5月までの期間限定で営業しているラーメン屋さんが一軒ありまして、それが「琴平荘」。もはや山形ラーメン界の雄と言っても過言ではない超名店。その分、超行列が出来ることで有名なのですが、並ぶの上等、意を決して久しぶりに行って来ました。
調べたら2018年3月23日以来の訪問。行列も有名ですがそれ以上に駐車場がだだっ広いので駐車場には困りません。この日の駐車場は60%ほどの埋まり具合。これは、多分1時間以上待つ感じかなぁ。でもね、この広い駐車場が満杯になった時があって、それは5月の最終営業日だったのだけど、車停められなくて諦めて他のラーメン屋行って、あとで聞いたらこの日は3時間待ちだったとか。
勝手知ったる店内。元々旅館なので初見ではちょっと戸惑いますね。
お馴染みの暖簾がお出迎え。
僕が前回最後に来た時はラミネートされた番号札を取って待つのですが、時代の流れか発券機に変わっていました。
11時45分琴平荘に着いて番号札を取ったら「67」番。次の呼び出しは45番ですので、これはかなり待ちますね。番号札は1グループ1枚って書いてあるのに、同じグループで人数分取っていく人たちもあって、順番待ちに関してこの数字は実はあまり当てにならない。
友人に連れられて初めて来た方でしょうか、この待ち順を見て「えーっ!」と。連れの方が、土日はもっとすごいよ?と言うと「どうなってんの?狂ってんな」と言い放ち。だったら並ぶなよ・・・と言いたかったけど。横にある一時待機室ではドジャース戦が放送中。
暇なのでブラブラ撮り歩き。
待つこと1時間。呼び出し番号の10番手前になると、店内というか食堂の奥にある最終待機スペースに案内されます。僕が最後に来た時は座卓だったのだけど、テーブル席に変わってました(知ってましたが)。基本的に相席は無くて1テーブル1組が原則。
さらに待つこと30分。やっとテーブルに着席。物販スペースの前だったので賑やかな空間。
正確には系列店という訳ではないのだけど、ここで修行した店主さんが営む「中華そば 琴の」さんと「中華そば処 琴壱」さんのタオルが見参。
メニューも時の流れか変わっていまして大盛り設定がありません。替え玉で対応するようですが、この日は大盛りサービスデーなので大盛りも注文可能。
で、僕が注文したのは「チャーシューメン」。オーダーを取りに来た方が「今日はサービスデーなので大盛り無料ですが?」と聞かれたけど、ここは普通盛りでも240gあるですよね。メニューに書いていませんが、大盛りは330gあるのを知ってるので迷いに迷った末今回はパスしました。5年前は普通に大盛り食べられたんですけどねぇ。まぁ、味玉のTPはしましたが。
毎年微妙に味が変わるのが有名でもあるのですが、今期の琴平荘さんは出汁の味重視といいますが、僕としては少し塩味というか醤油の味が欲しかったかなぁ。テーブルには醤油も置いてるので、足りないシーズンの時は足すのですが、今回は少し足してしまいました。
新潟のラーメンが基本的に味の濃いラーメンが多いので、それに慣れてしまったせいもあるかもしれませんね。その分、久しぶりに味わうシンプルな出汁の旨みがダイレクトに味わえて、これぞ庄内の味だなぁと懐かしい気分になりました。
麺ははっきりわかる多加水麺。コシのあるモチモチ食感の中太縮れ。
完食。いやー、大盛りにしなくて良かったわー、普通盛りで丁度いい+α。久しぶりの琴平荘を満喫いたしました。ご馳走さまでした。
でもやはり食べないと始まらない。一度覚悟を決めて行きますか。
ちなみに、「あっさり」と「こってり」、どちらを食べられていますか?
1時間並んで食べる価値があるかどうかってのは人それぞれかと思いますが、一度食べてみる価値はあると思いますはい。ちなみに僕はいつも「こってり」です。
場所が場所だけに2月とか厳冬期だと並ばずに着席できて逆にびっくりする時あります。お時間に(かなり)余裕のある時は是非ご賞味いただければ。