ハレ替え本舗だより

広島県福山市の(株)渡邊畳店の三代目です
主に仕事に関係したいろいろな出来事や思いを書いています。

広島県い草・い製品品評会

2009-10-31 08:17:03 | 日記

昨日はびんご表の品評会を見に行ってきました。
場所はJA福山熊野支所です。
備後の地の草で織った表やい草は県外(ほとんどが熊本)で加工(製織)が備後地方でされた表が出品されてありました。



畳表の重さが10枚で31キロもあるものもあります。
結構重たいです。


品評会にはい草そのものも出品されてありました。


床の縫い合わせ

2009-10-30 07:26:32 | 日記

表替の為に表をめくってみたら、床が一部継ぎはぎのように縫い合わせてありました。


床の縫い合わせ 表側


床の縫い合わせ 裏側

多分、床の一部が腐ったので、床をまるごと取り替えるのではなくて、悪い所だけ取り除いてその部分に比較的しっかりした古い床を継ぎはぎしたのだと思います。
床1枚まるごと交換するのはもったいないし、継ぎはぎの手間を考えても、そのほうが経済的だったんでしょうね。


魚信の畳の表替

2009-10-29 07:32:49 | 日記

昨日は尾道の老舗旅館 魚信の初音の間の表替を行いました。
今日が納品です。
今回のこの部屋は魚信の中でも一番人気のある部屋だそうです。
角部屋で眼前に尾道水道が広がり、尾道情緒たっぷりです。
大小12枚ある畳のうち、1枚は三角のかたちをしています。
この畳を仕上げるのに1時間以上かかりました。


ミニ畳の製造

2009-10-28 07:56:08 | 日記

得意先からの依頼で、昨日はミニ畳を30枚作りました。
大きさは250ミリ×400ミリで厚みは20ミリです。
ボードの切断から完成まで結構時間がかかりました。
裏には滑り止めテープを貼りました。



薄畳

2009-10-27 07:29:50 | 日記
薄畳の表替をしています。
厚みは約12ミリです。
機械で縫えないところもあるので、6ミリのタッカで仕上げています。
畳床の芯は発泡体の両面にシートを貼り付けてある構造です。
使っているうちにこのシートと発泡体が剥離する事があり、そうなると強度が落ちてふにゃふにゃの畳になります。
そうなるももう使い物にならなくなります。