画像は現在発売中の義母モノからです。
家族で一番の持ち主、長女の嶺(れい)さん。
今でも…セール中は特にですが同人作品がちょいちょい売れています。
本当にありがとうございます。
かれこれ10年以上前の作品ですので、絵が今とちょっと違うかなとは思います。
ですが幸か不幸か当時からずっと古い絵柄のまま来ましたので、違和感はそこまでないかなとは思います。
そもそもはじまりが風俗体験漫画家として描いてましたので、いまだにやや劇画寄りかなぁと思います。
当時は風俗漫画のほかに芸能ゴシップ漫画も隆盛でしたので、僕も多くはないですがゴシップ漫画の原作や資料を頂いて4年間で20作品くらいは描いたと思います。
当時は大きな封筒で郵送にて原作や資料を頂くのですが、もらってすぐはその荒唐無稽な内容に面食らってどうやって漫画にしたものか毎回悩んでいました。
結局は掲載誌のその道の大御所の先生や看板となっている人気の先輩方の構成をまねて、まぁなんとかかんとか見た目だけはそれらしい漫画にしていました。
なにしろその資料の内容が「本当にこんなことあるか!?」とか「あまりにアホすぎるだろ!」という自分の客観に負けそうになるので、そういう迷いや一種の照れみたいなものを消すために作画中はとにかくその原作世界に集中して作業していました。
作品を提出すると、なんだか異様に疲れてるんですよね。
なにしろネガティブな内容が多いので、信じ切って集中して描いてると精神も削られます。
そのジャンルの先生方は、本当にタフだと思います。
でも本当に驚くのはそれから数年後です。
内心デタラメだと思っていたその漫画のゴシップ内容がガチの物だったりして、原作の背景を考えるとちょっと世の中が怖くなったりしたもんでした。
どんどん脱線して、世の中に便乗しましたね、すみません。
初期の同人作品のいくつかにはそれ系の仕事を請け負っていた時代の絵柄がより濃く出ている作品があるので、つい書きたくなってしまいました。