海外を旅する時の七つ道具

2012-05-04 14:25:00 | 旅行
最近は、より一層多くの日本人が、海外に出て行っているのではないかと思います。


留学から世界一周、海外インターン、ワーキングホリデーなど、形式も多様化しているのが、ここ数年の特徴ではないでしょうか。


今回は、僕自身が海外に行った時の経験や、出逢った人の話を元に、「海外を旅する時の七つ道具」について紹介します。

なお、「旅」と限定しているのは、僕自身が「留学」や「海外就職」などをしたことがなく、「滞在」より「移動」メインで海外に行ったことがあるからです。


ただ、海外に出る時に共通していることもあるので、その辺りは、読んで頂いた方それぞれで、参考にしてアレンジして頂ければ嬉しいです。


それでは、一つずつ見ていきましょう。


1、クレジットカード

日本では言わずと知れたクレカ。


これ、案外使っていない人が多くって、驚いています。

クレカに関しては、情報格差があるというか、使っている人は使っている、使っていない人は使っていない、という風に、二極化が激しい。

旅先でであって人でも、「クレカ持っていなくって、現金20万くらい持ちあるています」って人もいました(この例はちょっと極端かも)。


クレカ使用のメリットとしては、

・多額の現金を持ち歩かなくてよい(→盗難のリスクが減る)
・換算レートを気にしなくてもよい

の二点があります。
特に二点目、現金を空港で両替していくと、両替当時のレートでずっと計算するため、旅の間に円高になった場合、損をすることもあります。
(空港で、1ユーロ=110円で替えると、1ユーロ=100円になってしまうと、余分にお金を払う事になる)

そして、空港のレートはそれほど良くない、というのもあります。
クレカだと、支払日のレートが明細に書かれ、余分な手数料も空港の両替所に比べてかからないと思います。

とにかく、安全面からしても、クレカは必需品です。
提携銀行が異なるところで、VISAとMasterの二枚持などしておくと、リスクの分散にもなってなおよし。

※クレジットカードの使い方、情報については、Facebookで世界一周した青木君の記事に、詳しい事が書いてあるので、そちらも参照してください。


海外旅行に行く前に知ってほしい、クレジットカードに関する6つの知識




2、国際キャッシュカード

海外のATMから、お金が引き出せるカード。これはどちらかと言えば、海外滞在者が多く使う傾向にありますが…

注意して頂きたいのは、「クレジットカードのキャッシング機能」とは、まったく別ものであること。

国際キャッシュカードは、作った口座からお金を引き出します。
キャッシング機能は、あくまでクレジットカードの機能で、「借金をする」ことになります。
(月末請求の時に、手数料が加わるので割高。)

国際キャッシュカードでよく使われているのは、
新生銀行シティバンクの二つ。

僕は、シティバンクしか使った事がありませんが、余分な手数料も気にする事がありませんでしたし、使いやすかったです。

ただ、シティバンクに関しては、一定の条件を満たさないと月々の口座維持手数料(2100円)が取られます。
その条件の例としては、
・口座残高が50万円以下しかない場合
・窓口で口座開設手続きをとった場合
などが挙げられます。

つまり、口座に50万円以上あれば、もしくはe-セービング口座(ネット口座)の場合だと、それはかからない訳です。

余談ではありますが、僕がシティバンクのを作った際、ネット開設で申請をしたのですが、書類の不備(データで送った氏名確認ができなかった)で間に合わず、結局窓口開設になってしまいました。
連絡が会社から来なかったので、こちらは免責のようでしたが、対応もそっけなく、帰国後口座は解約しました。

ただし、僕の名字の漢字が難しい、といったこともあったので、普通にやっていると、ネット開設は可能だと思います。

国際キャッシュカードも、リスクの分散という意味では必需品です。



3、モバイルPC

小さくて軽いパソコン。もちろんWi-Fi接続可能なもの。

Facebookにログインしたり、宿を探したり、LCCのチケットを買ったり、今や旅にパソコン(ネット)は当たり前になってきています。

僕がヨーロッパを回ったこの春は、モバイルPCを持っていなかったので、宿泊先の共用パソコンを使いましたが、不便な事も多々ありました。

例えば、使用時間が限られる(他の人ももちろん使う)。
そして、ものによっては日本語が入力できない(フォントがないために文字化けする場合や、フォントはあるが入力設定を変えないといけない場合がある)。
また、クレジットカードの情報入力も、共用のパソコンからでは怖いですね。

こういうことを避けるためにも、中古のパソコンでいいので、一台持参されることをお勧めします。
(ヤフオクなどでも入手できます)

日本人の持ち物は狙われやすいので、無理に新品を誂える必要もないとは思います。


4、iPod touch

これに関しては、そこまで重要度は高くありませんが、

ホステルの混雑したロビーで、パソコンを出すのははばかられる、といった場合や、
アプリを使って電子書籍を入手したり、と、工夫次第でとても旅が便利に、そして濃いものになると思います。
撮った写真をクラウドに保存すれば、カメラが撮られても心配ありませんし、
iFacebookの確認だけしたい場合などは、パソコンをいちいち起動させる手間も省けます。

僕はiPod touchすら持っていなかったので、流石に不便でした。
今や、ホステルで無料の無線LANを拾える時代ですから、ネット接続が可能な端末は、一台は欲しいですね。



5、SIMフリーの携帯電話

長期で旅をして、幾つかの国にまとまった期間滞在しながら移動をしていく人にとって、SIMフリーの携帯電話はマストですね。

例えば、予約したホテルに辿りつけない場合。
例えば、カウチサーフィン(以下CS)で泊めさせてもらう人と待ち合わせをする場合。
例えば、現地の知り合いの人と会う約束をした場合。

通常はFacebookなどを使って、調整をすればいいのですが、かといって直前までネットに繋げるとは限りませんし、タイムラグも空いてしまう。

そういう時に、現地で使える携帯電話の端末を持っておくと、とても便利です。
海外の携帯電話の多くは、端末とSIMカードが別売りとなっており、
該当端末であれば、各国でSIMカードを変えれば、その都度使用可能です。


ちなみに僕は、ポーランドで端末とポーランドSIMを買い、
その後オーストリア、ドイツ、フランスで、それぞれSIMを買い替え、各国で連絡がとれる状態にしました。

一度、CSで泊めさせてもらう人と、交通の関係で会えなくなりそうになり、
(結果としてはいろんな人に助けて頂いて、泊めて頂いたのですが)
その時に自分の携帯電話(連絡手段)を持っておらず、とても迷惑をかけたことがありました。

特に、現地の人と会う機会を作ったりする場合は、必需品です。

また、短期で国を移動する場合は、最低料金でSIM契約を結んでも、全額使わない場合もあるので、微妙なところです。
(それでも僕は、安心料も含めて購入しました)



6、Skype

これは、いわば非常事態の時に使うものですね。

普段は、日本にいても友達とのチャットなどでしか使わないと思いますが、
海外で緊急事態が起きた時には、使えます。

クレジットカードが盗難に遭って、カードを止めるのに、日本の会社に電話をしないといけない場合や、
緊急で家族に連絡をしたい時など、
ホステルの国際電話を使うのもありですが、
Skypeでクレジットを購入し、格安で電話番号にかける事も可能です。

Skypeクレジットに関してはこちら。


Skypeの凄さ、有り難みを痛感したのは、他でもない実体験から。

ヨーロッパを回った時に、クレジットカードの月額上限が10万であることを知らずに、清算しすぎてしまってカードが使えなくなったんです。
で、カード会社に連絡しないといけないけど、お金も引き出せない(キャッシング機能が使えない)
そこで、知り合った日本人がSkypeを教えてくれて。

このおかげで、上限変更ができました。
ネットの凄さを痛感したヨーロッパでした。



7、南京錠

一番最後に、一番原始的なものが出てきました(笑)

冗談はさておき、やはり、盗難には気をつけても、気をつけすぎることはありません。
僕も、何度もイタい目に遭っているので…

たとえボディバッグを体の前につけていても、念には念を入れて、ファスナーをロックしておいて損はありません。

Safe than sorry.

ダイアル式のものが、使いやすいかと思います。パソコンなども、失っては意味がありませんからね…
スリなどの被害は、細かい部分に念を入れることで防げるので、皆さんも気を抜かないようにしてください。


それでは、楽しい旅を!

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