古典に学ぶ。

2011-12-20 22:46:15 | 自分の思想をめぐる冒険
今更ながら、古典のすばらしさに気づきました。


古典って、本当に素晴らしいです。


今や、ITが発達して、夥しい数の情報が生まれて、流れて、消えていく時代。


その中で、僕も含めて、情報に溺れてしまっている人は少なくは無いはずです。


その一方で、古典には「本質」が詰め込まれている、と思います。
要するに、エッセンス。


今読んでいるのは、徒然草(吉田兼好)。

あと、厳密な古典ではないけど、司馬遼太郎『燃えよ剣』


古典の何がすごいのか、というと、


1000年近くの間、その情報(内容)が残っていること。

これは並々ではないことやと思う。



だって、ですよ、



1000年前の考えが現代に通用する、ってことじゃないですか(笑)


今はやれ、情報だ、ITだ、なんだかんだ言っていますが、


情報の鮮度も、実はすぐに落ちてしまう。



その中で、1000年もの間、脈々と受け継がれてきたものには、それ相応の価値があると、思うんです。


ちなみに、徒然草に書いてあることは、本当にシンプル。

「質素に暮らすこと」とか、「富や名声を得ようとするのはいたたまれないことだ」とか。
(相当端折って書いているけどw)


でも、本当にこれらのことって、当たり前やねんけど、なかなか人間、気づくことができない。

だって、「ITで起業成功しました!」って人が出てきてる世の中ですもん。


ただし一方で、本質を語っているのは、間違いなく古典。

その昔に考えられたことが、現代でも通用する証である。


そんな風に思って古典を読んでいると、今世の中に流れている情報って、本質ではないのかな、と思ったり(笑)


だってまあ、源氏物語にせよ、徒然草にせよ、

書かれた当時の評価は知らないけど、今まで残っている。


「歴史に学ぶ」「古典に学ぶ」っていうのは、絶対に必要なこと。

それによって、自分の感性、軸が研ぎ澄まされていく感覚がある。


高校の時は、嫌々勉強していたけど、
22歳でようやく、古典の良さに気づきました。


もうちょっと、いろんな古典を読みあさりたい。


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