Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

『サク旅 国内編』

2018年02月22日 13時38分44秒 | 書籍
まだ先週の旅の話も終わっていないのに、、、

帰りの飛行機の中で開いた雑誌で目にした書籍案内。

1泊2日で憧れを叶える! サク旅 〜国内編〜
はあちゅう
SDP


タイトルがいい。

目的地での目的を絞り、1泊2日。初日の昼頃ついて、翌日の昼まで。
夜には帰宅している。

そういうコンセプトっていいなぁと思って、買ってみた。

私の場合、さらに旅費を節約~という手段もあるけれど。

でも、これからの計画を立てる上で役立つ情報はありそう。
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『花のお江戸で粗茶一服』

2017年12月21日 06時12分32秒 | 書籍
花のお江戸で粗茶一服
松村栄子
ポプラ社 2017年11月刊


やっと出た!

待ちに待ったシリーズ。

松村栄子さんによる粗茶一服シリーズ、第3弾。

「坂東巴流」という架空の茶道&弓道&剣道の流派の家元を舞台に
前髪に青いメッシュを入れた長男・友衛遊馬の成長物語。

真面目に修業~というわけではないけれど、
弓道も剣道もがんばり、茶道も弟子をとり、教えることを通じて戸惑って試行錯誤。

でも、師匠としても成長していき。

最初の2冊が1冊につき1年間というスパンで描かれていたものが、
ここにて、一気に季節が次々と流れて、ラストに至っては6年後?7年後?

思えば、第1弾『雨にもまけず粗茶一服』がマガジンハウスから出たのが2004年の夏。

もともとは京都新聞に2003年から2004年に連載された新聞小説だった。
『友衛家の茶杓ダンス』というタイトルだったっけ。

内容の時代設定も2003年だったようだ。

2004年夏に比叡山に入って、2005年秋に東京に戻り、そこからの話。

友衛家は浅草の近くにあるようで、スカイツリーからも近い。

スカイツリーが上へ上へと伸びていくのと連動するように話が進むのが面白い。

最終的には東日本大震災が描かれ、その後ちょっと飛んで、、、華燭の典?

それが2017年のことだろうか?

しっかり描かれているのは2011年まで。

小学生だった弟が大学生になり、高校生だった彼女が大学を卒業して公務員になり、
と周囲が順調に成長していく中で、
遊馬だけは「我が道を行く」的な成長をしているところが面白かった。

13年前、『雨にも~』を開いた時は

おかしな茶道愛好者が出てくるわ、巨大流派の跡継ぎ問題は出てくるわで、
結構なドタバタ劇だった。

松村さんにサインしてもらって購入した本ではあったけど、
毒気がありすぎて、ちょっとついて行けないものも感じていたっけ。

もっとも、昨年暮にラジオドラマ化されて聴いた時には少し感想も違った。→こちら

ただ茶道って、楽しい、ステキ、面白いではない、むしろ厳しくて、難しいものなのだと
自分が知ってしまったものだから、「そりゃ二十歳前の男の子が反発するのも当たり前かなぁ。でも、その中で魅力や大切さを人と交わることで気づいていく様がよく描かれている」
と気づいたからだ。

で、読み返した。こちら


それから7年、第2弾『風にもまけず粗茶一服』を読むにあたって、また読み返した。

さらに7年。
とりあえず、新刊本を読み、そして『雨にも~』続いて『風にも~』を読み返して、
今、『花のお江戸で~』を再読中。

この13年間で私自身も成長した。

○○部の活動でいろんな人と一緒に茶道に励み、自分の足りない部分に気づいて
そして、灰と炭を勉強することにした。

風炉とにらめっこして灰形の練習に励み、夏はフラフラになりながら湿し灰作りに励んだ。

そして今、自宅には篩っていない炉灰の山がある~
(とりあえず、教室に行かなくても自宅にて自力で炉灰を整える手順は覚えた~)

茶事も何度か経験したし、奥の点前のことも十段とかやってないけどどういうものなのかは
なんとなーくわかる。

だからこそ、興味深いと思えるくだりもあって、とてもいい茶の湯小説だなと思った。

三部作でこれが完結? 残念。

いつか、続編が読みたい。



(P[ま]1-2)雨にもまけず粗茶一服<上> (ポプラ文庫ピュアフル)
松村栄子
ポプラ社


(P[ま]1-3)雨にもまけず粗茶一服<下> (ポプラ文庫ピュアフル)
松村栄子
ポプラ社


(P[ま]1-4)風にもまけず粗茶一服 (ポプラ文庫ピュアフル)
松村栄子
ポプラ社

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ごんぎつね

2017年11月05日 06時11分15秒 | 書籍
読書週間なので、最近読んだ本の話をしたい。

先月、半田を旅した時に「ごんぎつね」の舞台がそこだったということを知った。

小学校の教科書、3年生だったか4年生だったか。
あまり好きな話ではなかった。ハッピーエンドじゃなかったからね。

この教材でどんな授業があって、何を教わったのかも覚えていない。

それが変わったのは大学生の時。

大型書店の児童書売り場で出会った絵本。
手に取って、あまりにもきれいな絵だったので購入した。

そこで改めて「ごんぎつね」を読み返して、こういう悲しい物語だったのねぇ。ごんちゃんカワイイ、健気~と思った。
ごんぎつね (日本の童話名作選)
新見南吉・作 黒井健・絵
偕成社 1986年刊


旅から戻った時に、教科書で読んだ時と絵本で読んだ時の印象のギャップや舞台となった現在の景色とかが気になったので、
検索したら、文学的?教育的?な研究論文的な書物がけっこう出てきた。

その中の一つがコレ。

「ごんぎつね」をめぐる謎―子ども・文学・教科書
府川源一郎・著
教育出版 2000年刊


原作は確かに新見南吉。
半田を訪れる前に年譜をさらって気が付いたのだが、「ごんぎつね」は彼が18歳の時に書いたことになっている。

18歳であれだけ深い話を書ける?
その作品が日本における小学校の教科書すべてに半世紀にわたって採用される名作に?

ちょっと違和感だなぁと感じていた。

その疑問を解決してくれた。
18歳の時、雑誌『赤い鳥』に投稿され、それを雑誌の主宰者が鈴木三重吉により“わかりやすく”直され掲載~

それを南吉の死後、全集を出すに及んで手が加わって~
教科書に載せるために削られた部分もあり~

なるほど。

自分が小学生の時に読んだ教科書は描写的な個所はバッサリ削られた情緒がないバージョンだったかもしれない。
さすがに「兵十が撃った弾がごんの足に当たって~」ではなかったと思うけど。

「納屋」では都会の子供はわかりづらいからと「物置」に変更したものの、最後の一カ所だけ変更し忘れているとか、
ごんの行動はすべて「裏」からの世界であり、兵十は「表」の世界の人であり、
ごんが最後に「物置」に兵十がいたため、やむを得ず「表」である家の裏口に入るというタブーを犯したため
兵十に見つかり、銃で撃たれて死ぬという結末に至った~

細かい。いや、深いなぁと感心した。
という面倒な行動をしている。

が、読んでいる側としては、そんな矛盾にはまったく気が付かなかった。
頭の中では「物置」も「納屋」も同じものとして理解していたから。

それに黒井健さんの絵による偕成社の絵本は「大人の絵本」として名作を大型絵本にしたシリーズの1冊だった。
だから、目立つ平台に並んでいたのか。

あの趣のあるタッチは世間一般にも好評だったようで、その後の黒井健さんの絵が教科書にも採用されたそうで。

当時の私って、出版社の戦略にも見事に乗せられていたのねぇ~

新見南吉ブームは皇后さまが講演で「でんでんむしのかなしみ」を取り上げられたことでも再燃したしね。

ハッピーエンドの「てぶくろを買いに」よりも、悲劇で終わり“わかりえない関係”“報われない思い”が日本人の心に響くというか、
そういう側面をもった「ごんぎつね」が教育現場により受け入れられるのだろうか。

あと、その地を訪れたことからくる理解もあるな、と。

川の土手に咲いていた彼岸花もそうだけど、、、←後から植えられたものだけど、、、

ごんの住処があったという「権現山」という小高いというか丘のような小山があったり、
「中山のお城があった」場所が現在は新見南吉記念館になっている。(記念館は小さいがその背後に大きな丘陵地があった)

そして、足元にいたカタツムリは大きかった。




なんてことも考えながら過ごした秋の夜長だった。

もっとも、読んでいる時は眠かった~
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ゲストハウス本

2017年07月29日 13時35分57秒 | 書籍
大型書店に行ったら、また見つけてしまった。

全国ゲストハウスガイド (ブルーガイド)
 
実業之日本社


前に買ったものあり、ゲストハウスガイドだけで6冊になってしまった。

今回は緑本。
ほか、赤本、黄本といった呼び方で表現するファンもいらっしゃるようで。
すべて別の出版社。

今回の「緑本」が一番後発(出たばっかり)だし、350軒以上も収録してあるとのことで最強。

買って帰って、けっこう読み込んでしまった。

あぁ、旅に出たい。



※ご参考
ゲストハウスガイド100 - Japan Hostel & Guesthouse Guide -
 
ワニブックス


ゲストハウスに泊まろう (旅行ガイド)
 
昭文社


日本てくてくゲストハウスめぐり (地球の歩き方コミックエッセイ)
 
ダイヤモンド・ビッグ社


京都ゲストハウス案内
 
光村推古書院



ゲストハウスを運営する側のあれこれがわかる本も興味深く読んだ。
(別に、そっちの方に興味があるわけじゃないケド)
まちのゲストハウス考
 
学芸出版社

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『悦ちゃん』

2017年07月22日 21時56分58秒 | 書籍
昨日から、小中高は夏休み。

もう遠い昔だけどね。

今、テレビドラマで『悦ちゃん』が放送中。

しかもNHKで。

最初は「なんで、そんな昔の再放送を?」と思ったけど、
全く新しいドラマだった。

子どもの頃、確か平日の夕方の少年ドラマシリーズで観たと思う。

あの時は現代劇(放映当時の時代設定)だった。

最初の1週分を観たあと、たまたま祖父と本屋に行く機会があって
そこで原作本を発見。

少年少女文学全集の中の一冊で、挿絵もある代わりに部厚かった。

思わず手に取って、ページを開いて見ていたら、
祖父がその本を買ってくれた。

祖父が直接に何かを買い与えてくれたのは後にも先にもその時だけだったので、
ものすごく記憶に残っている。

さらに、それを抱えて祖父母の家に帰って、さっそく読み始めたら
祖父や伯母たちが「この子、獅子文六なんて読むのねぇ」と意外そうに話していた。

獅子文六がどういう作家さんなんて知らなかったし、何やら大人が読むような文体で
でも、主人公は10歳の女の子で小学生でも面白く読めた。

ストーリー展開もさることながら、時代設定が全くわからなくて。

たぶん、解説とか読めば「これはいつの時代なのだろう?」かと不思議だった。

東京だということは理解できた。

銀座とか、小石川、中野、麻布といった地名もこの本で覚えた。

銀座が高級感のある、オシャレで楽しそうな街だという印象もこのとき持った。

少なくとも「今現在」ではないということはわかった。

市電とかバスも出てきたので、そんなに昔ではないということもわかったが、
テレビはなく、ラジオはある。
子どもの洋服は当たり前だけど、大人は和服も洋服も、、、
(でも、私が子供だったその当時も、明治大正生まれは健在で和服の人もそれなりにいた)

だから、結局「?」なまま読了してしまった。

そのあとに学校で歴史をしたけどねぇ。

明治の日清・日露戦争から太平洋戦争までは一気に駆け込み授業だったからねぇ。

「はだしのゲン」とか「猫は生きている」などは読んでしまうと、余計にわからなくなったとか。

そのうちに『悦ちゃん』のことは忘れてしまった。

今回、またドラマ化されると知って文庫の電子版が出ていたので、ダウンロードして読み返してみた。

なんとなんと、新聞小説だったとは。

昭和11年7月から12年1月まで連載された。
(当時の「現代劇」)

あぁ、なるほど。

と、大人になった自分ならわかる。

アルバイトで昭和ヒトケタの新聞(軟面)と新聞広告を来る日も来る日も読んだから。

昭和レトロがオシャレだったか、今ならわかる。

もっとも、高校生ぐらいだったら理解できなかっただろうなぁ。

だって、この新聞小説が連載される5か月前に226事件があったし。
軍国主義一色なのかと思った。

前に直木賞をとった『ちいさいおうち』もほぼ同じ時代を描いていたなぁ。

その中に出てくる若者もそんなことを言っていた。

さて、今回のドラマは昭和10年当時の時代設定だという。

録画じゃないと視聴できないので、今夜放送の第2回はまだ見てない。


時代背景にこだわるNHKが“再現”する昭和レトロ。

観るのがちょっと楽しみだ。

『悦ちゃん』 (ちくま文庫)
獅子文六
筑摩書房
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墨龍賦

2017年05月03日 13時48分19秒 | 書籍
先日、海北友松展を見て「この人が主人公の歴史小説ないかなー」と思っていたら、
この1月に葉室麟が出していた。

墨龍賦(ぼくりゅうふ)
 葉室麟
PHP研究所


梅田のジュンク堂で買って、帰りの新幹線で一気読み。

主に本能寺の変まで。

まだ世に出る前のこと。

斎藤利三との友情のほか、安国寺恵瓊とのあれやこれや~
真如堂の東陽坊~

「等伯」と同じように、狩野永徳は鼻ピーなキャラだった。

まぁまぁ面白かった。

図録をじっくり見ないと~
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利休七哲~『天下人の茶』

2017年03月07日 06時10分59秒 | 書籍
『天下人の茶』
 伊東潤著
文藝春秋 2015年刊


最近、なるべく紙書籍は買わないようにしている。

断捨離、本は重い、あと処分が~という物理的問題あり。
電子書籍の方がスマホの電池さえ余裕があればどこでも読める。(字も拡大できる)

が、時に購入したことを忘れてしまうことがある。(もったいな~)

『天下人の茶』も実はそう。

2015年12月に刊行され、少し経ってから新聞で取り上げられていたのを読んで「面白そう」。
電子版で購入してダウンロードして。

最初の章が秀吉と利休の関係性をテーマにした章なので、「またか」と辟易して読むのを忘れてしまっていた。

昨年末に退屈しのぎに「おぉ、そうだった」と思い出して再開。

あらら、短編集だったのね~

茶道文化検定を受検した時に丸暗記した利休七哲にいた牧村兵部と瀬田掃部をそれぞれ主人公にした章もあって、
「へぇ~」と興味深く読んだ。

考えてみれば、織田有楽斎と細川忠興は司馬遼太郎の小説に出てきたので、知っていたけれど、
古田織部のことを認識したのは『へうげもの』で。(司馬遼の『割って、城を』は読んでいなかった~

こういう表舞台に立たなかった歴史上の人物もマニアックで面白い。

伊東潤は葉室麟、安部龍太郎とともに最近よく名前をみかける作家さん。

最近、時代小説はあまり読まないからねぇ。
(4年前に安部氏の『等伯』を読破した時も疲れたなぁ)

また、のんびりと楽しめるようになりたいものだ。


※写真によせて
 最近のお気に入り。200mlのペットボトル。2本108円(100円ショップにて購入)

 ショルダーバックに500mlのペットボトルを入れると首が痛くって。
 夏場はともかく、この時期は少し喉を潤す程度だから、こんなもんで足りる。

 傘も軽量化で。

 まぁ、旅する時のアイテムなんですけど。
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『海賊とよばれた男』

2017年01月03日 11時57分45秒 | 書籍
『海賊とよばれた男(上)』 (講談社文庫)
百田尚樹
講談社


『海賊とよばれた男(下) 』(講談社文庫)
百田尚樹
講談社



映画のサイト


水曜日でなくても観に行けるようにと全国共通前売り券を買っておいた。

年内は忙しくて、やはり観に行く時間はとれず。
大晦日がポカッと空いたので、神戸で観た。

出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした重厚な小説。

原作本は12月に頑張って読んだ。
何分、上下巻の長編なので電子版で読もうとしたら、、、ない。

著者が書店を応援するために電子版にはしない!という主義らしい。
諦めて文庫本を買い、ずっと鞄に入れて持ち歩いた。

面白いんだけど、興味深いんだけど、難しい。渋すぎる~

下巻は日帰り出張の際の行き帰りの新幹線の中で集中的に読んで、なんとか読了。

映画はね~

あの盛り沢山の内容を2時間半に押し込めるのはちと無理だったかも。

30代から90代までを一人で演じた岡田クンの熱演は素晴らしかったけど。

出光美術館はたびたび訪れる。

あのコレクションを形成した人物って、「へぇ~。こういう人だったのね」

仙がいの指月布袋画賛が戦後直後は激動の社長室に掛かっていたのかぁ。
映画では一円相画賛が掛かっていたなぁ。

原作で天目茶碗「命乞い」が出てきた。
(原作では作者は伏されていたが)板谷波山が失敗作として割ろうとしたところを
佐三が頼み込んで貰い受けたというエピソードがある。
実物を見たことあるけど、瑠璃色のきれいなお茶碗。

まさか、その背景にはこんな激しいビジネス攻防があったとはねぇ。

藤田美術館しかり、逸翁美術館しかり、滴翠美術館も湯木美術館も
五島美術館も静嘉堂文庫美術館も。

すべて実業家のそれぞれのコレクションが中心になっている。

創設者にスポットを当てた展覧会は見たことあるので、
今まではあまり有難みが感じられなかったけど。

改めて、その財を費やしてでも買い集める茶道具なのだということを
そこにコレクターの人生や思想が反映されているのだということ
映画や原作を通じて理解できた。

映画では疲れて、ところどころ意識が飛んでしまった。
茶道指導が入っていたらしいけど、茶道シーンってあったかなぁ?
(見逃したのかもしれない)

門司に出光美術館がある理由もわかった。(=創業の地だから~)

出光美術館へも行きたいけど、門司へも行きたいなぁ。

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雨にもまけず粗茶一服

2016年09月23日 13時37分41秒 | 書籍
今週と来週の夜、NHK-FMで懐かしい茶道小説が放送されている。

雨にもまけず粗茶一服

2004年に出版された初版を読んだ。(てか、サイン会に並んで買った)

懐かしい。

原作本をそのまま朗読するだけかと思いきや、脚色されていた。

そうなると、ちょっと物足りない。
なので、本棚から引っ張り出して読み返している。

12年前はまだ美術館巡りを始める前で茶道具の名物のことは疎かったし、
京都にも頻繁に行く前だった。

そもそも、サイン会に並んで買って読んだ割にはさほど面白いとも思わなかったような気もする。
(賑やかなノリにイマイチついて行けなかった~)

むしろ、続編の『風にもまけず粗茶一服』の方が興味深く読んだような。

12年ぶりに再読してみると、これが面白い。

なぜならば京都の町の地図を頭に描き、風景を想像できる強みや
登場する茶道具が文字をなぞるだけで、どういうものが容易に想像できるから。

想像力が働くと、登場人物のキャラクターやら心情みたいなものも理解できてくるし~

今更ながら、経験を積むことの意味がわかってきた、ような。

ちなみに、初版本はマガジンハウスから出たけど、
それは絶版になったようで、ポプラ社から再版されている。

でも、装丁デザインは初版の方が好きだなぁ~

雨にもまけず粗茶一服〈上〉 (ポプラ文庫ピュアフル)
松村栄子
ポプラ社



雨にもまけず粗茶一服〈下〉 (ポプラ文庫ピュアフル)
松村栄子
ポプラ社


雨にもまけず粗茶一服
松村栄子
マガジンハウス


風にもまけず粗茶一服 (ポプラ文庫ピュアフル)
松村栄子
ポプラ社
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『ゲストハウスガイド100』面白し‼

2016年08月01日 07時10分56秒 | 書籍
今日から8月。
そして週明け。

この土日とも仕事で、
湿し灰やりたかったと思っていたんだけど、
昨日は久しぶりに残業なく、
帰り道に書店へ寄って、気になる新刊本を購入。


『ゲストハウスガイド100 - Japan Hostel & Guesthouse Guide -』
前田有佳利
ワニブックス 2016刊


泊まったことのあるゲストハウスもちらほら。

著者の"だりさん"がゲストハウスに初めて泊まったのは
2010年のクリスマスなんだそうな。

私も2010年の11月。

この頃からゲストハウスが注目され、
また実際に増えつつあったのだろう。

そして、だりさんは時間を見つけては
全国のゲストハウスを泊まり歩き、
ブログで紹介し、ゲストハウス紹介サイトに発展、
そして、本になった。

一つ一つのゲストハウスは簡潔にまとめられていて、
泊まった際のエピソードなどはサイトで、かな。

泊まった経験を懐かしんだり、
これから泊まりたいところの参考にしたり。

単純に読み物として読むのもいい。

東京には趣きのあるゲストハウスが多いのね。

バーやカフェを併設も割合としては半分かぁ。
(京都はたぶん少数派だと思う)

経営も宿泊も20代30代が増えている?

バブル期のペンションブームみたい?

でも、ひとり旅、素泊まりと幅は広がる。

利用する側としては、20代30代とは違う
オトナの使い方と楽しみかたを開拓しませう。

※参考 ゲストハウス紹介サイトFootPrints
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青春18きっぷの夏到来

2016年07月25日 05時46分11秒 | 書籍
先日、JR東日本の某駅にて見かけた今年のポスター。

7月20日が過ぎて、青春18きっぷが使える時期に入った。

今年のキャッチコピーは『こののどかさこそ、真の幸せかもしれません』。


確かに、そういうところもあるかもしれない。




というわけで、既に1回分使用した。

今回は期間中に東海道間を2往復する予定だけど、
この長距離移動には今のところ使う計画はない。

今まではちょっと違う利用の仕方をやってみようかな、と。

研究のため(?)に購入した雑誌。
『青春18きっぷで行こう 2016年夏編 2016年 07 月号』 [雑誌]: JTB時刻表 増刊
 
 JTBパブリッシング


珍しく一通り読んでみたけれど、
真田信繁の足跡を辿る旅行プランの中に「関宿(三重県)で宿泊」というくだりで「?」。
だって、関駅を最寄りとする街道筋の宿は、あのゲストハウスが1件あるだけだ。

ほかの宿泊を伴うプランも宿の紹介は一切なし。
(JR系のホテルが割引になる~くらいしか書いてない)

時刻表をめくって書いたもの?と、一挙に信用度が落ちてゆく~

ま、あくまで参考程度。
実際に旅をするのは、私だっ!
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『金澤町家』がわかる本

2016年06月02日 05時57分56秒 | 書籍
紹介しそびれていた話。

3月に白川郷と金沢を旅行した際、念願だった金澤町家に宿泊できた。

もともと、「町家」のことをあれこれ知りたくて
なんとなく検索していたところ、金沢にも町家があることを知った。

で、昨今の町家再生ブームにのって、
きっと金沢にも町家をリフォームしたゲストハウスが出来ているだろうと思って、
さらに検索していたら、ゲストハウス白さんを見つけた次第で

実際、白さんに泊まった際に本棚にあった本。
『金澤町家―魅力と活用法』
 金澤町家研究会
 能登印刷出版部 2015年10月刊


書名だけメモって、戻ってきてから紀伊國屋書店にネットで注文して店頭受け取りで購入。
(実はアマゾンはあんまし利用してない
最近は地方出版書籍もこうしてラクラク入手できるのだから、便利になったものだ。

金澤町家の特徴、保存再生の状況などがよくわかった。

ゲストハウス白さんの町家もどう再生されていったのか、プロセスがわかって
また宿泊しに行きたくなった。

あと、金沢には「おくりいえプロジェクト」なるものがある。

すべてが再生されるわけではなく、解体される町家もあるというのは残念だけど、
こういう取り組みって大事だなと、つくづく思う。

一度、参加してみたい。

そういえば、ゲストハウス白さんのドミトリーで相部屋だった方も

「おくりいえに参加するために来たの~」
「あら、私もよ

と、すっかり意気投合してたなぁ。
(2人のうち、1人は関東圏からわざわざ来られたようで)

次に金沢へ行くときは「おくりいえ」に絡めてみようか。

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ひとりで歩く京都本

2016年05月24日 05時53分01秒 | 書籍
『ひとりで歩く京都本』 (えるまがMOOK)
 2016年の春に刊行
 京阪神エルマガジン社


所用があって、京都のゲストハウス金魚家さんのホームページをのぞいた際に紹介してあった。
で、つい買っちゃった。(いいかげん、もう買うのはやめようと思っているのに。。。)

買うときに検索した際に、2年前にも同じタイトルが出ていたことを知る。
『ひとりで歩く京都本―おひとりさま京都を心強くアシストする決定版!』(えるまがMOOK)
 2014年の春に刊行
京阪神Lマガジン

(もう絶版。中古で1円で出てる~)

ちなみに、その2年前~つまり2012年~も同じタイトルで出ていて、これは買った。(金魚家が紹介されていたから)

『ひとりで歩く京都本―「ひとりで行く」からこそ楽しい京都の街と店300!!』 (えるまがMOOK)
 2012年の春刊行
京阪神Lマガジン

これははっきり言うと、あんまし役には立たなかった。

そもそもは、何年前だったかなぁ。
一人で京都へ泊まりに行った頃だったから、2010年~2011年の冬だったと思うけど、
情報収集に東京駅前の京都館(=京都のアンテナショップ)を訪れた際に見つけて買った本がきっかけ。
『泊まりたくなる 京都本
 2010年の春刊行
 京阪神エルマガジン社


これはけっこう参考になった。
でも、もう情報が古い。

で、最初に戻って最新版。
ん~。微妙~

知っている情報多く、知っていても使わない情報も多く。

まぁ、強いて言えば最新の京都観光トレンドが把握できたのがよかったかなぁ。

ずっと、女性向けの雑誌かと思っていたけれど、
今回は男子のモデルさんも多様していたのが少し意外。(いわゆるキレイ系じゃなくてフツー系)

「どうやったら、ひとり旅が安心して楽しめるの?」と頭を悩ませるのは女性が相場だと思っていた。

だけど、イマドキは男子(てか男性)も同じ?

そういえば、昨年暮れも男性向けの「京都ひとり旅」を特集した雑誌が出ていたなぁ。→こちら

やはり昨年暮れ(11月)から定期購読を始めた雑誌『ノジュール』も半年に1回「ひとり旅」を特集しているようだ。


半年前は一泊二日をおすすめで、そのプランを幾つも紹介していたが、

最新の5月号は「本当に楽しむなら二泊三日で連泊がおすすめ」とのこと。

フムフム。それは同感。

さらに「まずは宿と行き帰りの交通手段をまず抑えよ」。
確かに。 てか、私は既に実践している。

そして、「余分なものは持っていかない」。これも実践している。

ほかにもビジネスホテルを利用せよ、おひとりさま夕食を楽しむには、というノウハウが。

まぁ、これらも既に実践して、マスターしてますが。


ぶっちゃっけ、飽きずにひとり旅特集を買っちゃうのも「おひとりさま夕食処」の情報収集かなぁ。
京都に限って言えば、お宿の最新情報はあんましいらないので。

とりあえずは雑誌ながめて、旅行した気分に浸ろう。


それから、このブログでやりたいことがある。

今まで、楽しだ旅の記録をアーカイブに整理したいんだよねぇ。

時間があったらやろーと思いつつ、なかなか手が出なかった。

そろそろ時機が来たかも。





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最近のお気に入り

2016年01月31日 12時58分33秒 | 書籍
今日の天気。
晴れてはいない。
曇り。

今日は自宅で仕事しないとならない。

最近のお気に入り。

『鴨川食堂』
 柏井壽
 小学館



電子書籍で読んだ。

続編も。

『鴨川食堂おかわり』 (小学館文庫)
 柏井壽
 小学館



『鴨川食堂いつもの』 (小学館文庫)
 柏井壽
 小学館


そういえば、この間買った雑誌の京都特集に「いま京都は朝ごはんブーム!」って、書いていた。

ブームだとは知らずに朝食処をあれやこれやと探していた私って。。。

(そして、そのページに紹介してあったお店の半分以上は訪れたところだった)


いかんいかん。

仕事せにゃ。

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ゲストハウス

2015年12月23日 08時55分25秒 | 書籍
今年、流行語にノミネートさえされなかったけれど、
とくに気になるコトバがあった。

「ゲストハウス」。

無論、今年以前からこの存在は知っていたし、実際に利用してきた。

ただし、京都で。

ゲストハウスといえば、外国人がとくに多い東京か京都に特化して存在する~
という印象があった。(しかも、空き家や古民家をリノベーションして)

それが今年は東京・京都以外の地方で存在感を発揮するようになった。

という気がする。

もちろん、今年オープンしたものばかり~というわけではない。

2013年、2014年。古くても2010年くらい。

とにかくこの数年以内に各地で産声を上げたゲストハウスに
やっと、マスコミが注目し始めた~という感じ。

それくらい、テレビや新聞で「ゲストハウス」の文字や響きを目や耳にする機会が増えた。

そして、初めて京都以外の街になるゲストハウスを利用したのも今年のことだった。

もっとも、地方のゲストハウスを開業しているのは30代の方々。

ターゲットは若者や外国人旅行客。

ちょっと、中年世代はお呼びじゃないか。

てか、ついていけないなぁと感じるコンセプトもあって、
利用するにはよくよく吟味する必要がありそうだ。

SOTOKOTO(ソトコト) 2016年1月号
 
木楽舎



ゲストハウス紹介サイトFootPrints


てなことで、ミドル世代にはそれなりの旅を楽しむ方法もあるのではないか。
考え始め、雑誌の定期購読に踏み切った。(定期購読でしか入手できない雑誌だったので仕方なく~)

雑誌『ノジュール


「ノジュール」って塊というとか団塊、化石という意味らしい。

つまり、約10年前(創刊は2006年5月らしい)、定年を迎え始めた団塊世代向けに
これからの余暇を提案するコンセプトで創刊された?


だけど、団塊世代ではない私にとっては、「団塊」というコトバがすごく抵抗がある。

とりあえず1年購読して様子をみるか。
コメント (1)
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