ここ1ヶ月くらい、とある知り合いに抹茶の点て方をレクチャーしている。
ある日突然に「私に茶道を教えて
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」って、頼まれて
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もちろん、ボランティアで
たしか、数年前にも同じヒトから同じ事を頼まれて、盆略点前をしたら、
モノの見事に引かれてしまった
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さらに「抹茶は篩わなきゃダメよ
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」と言ったのが追い討ちをかけて
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「面倒だから、もういいや」と云われちゃったんですけど~
確かに、全く茶道の心得のないヒトに「抹茶は篩ってから」とは酷な言い方デシタ
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あの頃は、ワタシ自身が融通が利かない未熟者でした
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でも、なんでまたヤル気になったの?
春先に京都を旅行して、行く先々で抹茶とお菓子があって、
それに外国人観光客がとても喜んで抹茶をいただいていたのを見かけたそうな。
「よし
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海外旅行をした先で野点を披露できる日本人になるゾ
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」
と決心したそうな。
と云われても、にわかには信じ難い。
「じゃあ、次にお互いの都合が合う日曜日にでも~」と一瞬逃げて、時間をおいた。
で、その直前の金曜日の夕方に「この前、言ったことに変更はないよねぇ?」と念押し。
決心が変わっていないのを確認をした上で、
約束の日曜日に、小さな野点セットと自分が愛用している野点籠と茶筅、湯冷まし諸々と
抹茶と茶漉しをビー玉を持参した。
まずは目の前で抹茶缶を開封し、1服分を計れるスプーンですくって、
ビー玉を入れた茶漉しで直接茶碗に篩ってみせた。
(茶を篩うのはさほど面倒ではないノダということを実践してみせた)
我ながら、なんという不精なやり方だぁ
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と思ったが、
後から丸久小山園のサイトを閲覧したら、全く同じ事を紹介してた
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→
こちら
お湯も湯冷ましに50~60ccを計って、抹茶茶碗に抹茶に直に当てないよう祖注ぐんだよ~。
(柄杓の代わりだからねぇ)
で、茶筅でシャカシャカ~。
え? シャカシャカが上手くいかないって?
これが口で説明できれば、誰も苦労はしないんヨ
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こうなるために、一体何年習って、いくら投資したと思う?
(なるほどぉ~
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と妙に感心されてしまった
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)
で、飲んでもらったら、「美味しいっ
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」
とりあえず、ヨカッタ
じゃあ、この小さな野点籠セット(野点用の茶碗、茶筅、湯冷まし器、一服スプーン)をお貸しします。
この抹茶(←コレは半額ほどお代金をいただいたケド)もどうぞ。
おうちで練習してねぇ
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でも、一度だけではマスターできないだろうからと、
その後、3回ほど愛用の野点セットで抹茶を点てるところを見せては練習してもらった。
「いつになったら野点編まで行くの?」と聞かれたけど、
「まず、肝心の抹茶が美味しく点てられるようにならなきゃ、始まらないっしょ」と説得。
4回やったので、「そろそろ盆略点前の配置で点てる段階に進もうかな」と思っていたら、
「この前、自宅で点ててみた」と報告あった。
「あら
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で、美味しく点てられましたぁ
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」と聞いたら、
「
この世のものとは思えないくらいに、不味かった![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0160.gif)
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」
ガーーーーンっ
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「な、なんで、ですかぁ
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お教えしたようにやったんですかぁ
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」
で、もう一度、抹茶を漉すところから説明のやり直し。
よくよく聞くと、茶漉しに抹茶を入れたものの、なかなか落ちない(篩えない)から
面倒になって止めて、直接、缶から茶碗に入れてしまったそうな。
「も、もしかして、その茶漉し、網が二重になってませんかぁ?」
と、持参した一重網の茶漉しをホレホレと見せる。
(でも、二重網でもビー玉使えば漉せるんだけど
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使ったのかなぁ)
茶杓で抹茶をすくって、茶碗に入れるところを見る。
「ちょっと待ったぁ。今のその量
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ホラ、抹茶スプーンに移すと半分しかない」
そして、携帯用ポットからお湯を注ぐところを見る。
「あの、お湯の量が50~60CCより多いっす
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」
少ない抹茶に大目のお湯を注いで、ちんたら時間かけて茶せん振ってたら、
それは確かに不味くもなるヨ
「やっぱり、配分は大事だねぇ
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」
って、今までの4回のレッスンは何だったんだぁ
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でも、やっとナットクしてもらえたから、よしとしよう。
てなわけで、野点までの道のりは遠い
と、数日前の読売新聞夕刊を眺めながら(→
こちら)、人知れずタメ息
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