カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

静かなホテル

2011-05-08 08:02:09 | 日記

ゴールデンウィークも終わり、静かなホテルが戻って来ました。今朝早く8日間滞在して頂いたご家族がチェックアウトされて賑やかな子供達の声が聞こえなくなりました。ちょっぴりさびしい・・・・。また、夏休みに元気な顔が見れるとうれしいなぁ・・・。チェックアウトのサインは、5歳のお嬢様がくださいました。スタッフが、子供達のためにと庭園内にとうもろこしを植えていましたが・・残念ながら収穫には至りませんでした。でも、島バナナは間に合いました。たわわに実ったバナナをもいで食べて頂きました。

バナナは、生まれる時には、大きな紅色した袋に包まれています。それが成長すると紅色の袋が破れ落ちて、細くて小さいくて白いバナナが生れてきます。まさか、これがバナナになるなんて・・と思うくらいイメージが湧かない姿をしています。これが2週間もするとまさにバナナの形に育っていきます。園路の棚にはパッションフルーツが青い実をつけ始めています。シークァーサーも白い小さな花から青い実に変わり始めています。夏の始まりの予感。

沖縄の青い暑い亜熱帯の夏がもう直ぐそこまで来ています。庭園スタッフは、これから、草刈、剪定と毎日忙しい日々が始まります。汗だくになりながら、この自然豊かな、実り豊かな庭園を守り育ててくれています。4月に入社したフレッシュマン達も仕事環境になれ、初めてのゴールデンウィークを無事乗り越えてホッとしているのではないかなぁ・・・(笑い)

フレッシュマン、フレッシュフルーツ、フレッシュシーズン、今年新しいこの夏・・・オールドルーキーの私はこのフレッシュな言葉がまぶしく感じるようになってきました。多くのスタッフに支えられながら、日々を楽しく過ごしています。ホテル業は、365日休みがありません。1日1日お越しになるお客様を笑顔でお迎えする為には、自分が楽しんでいなければ笑顔にはなれません。作り笑顔は、底が知れてると以前母に言われた記憶があります。心からの笑顔でありたい・・今、私は、ホテルと言う仕事を心から楽しんでいます。