カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

音符が踊る

2011-05-09 07:24:35 | 日記

5月8日(日曜日)母の日でした。福岡に健在の母に贈り物もできず・・「元気ですか?」との電話で話をする事しかできなかった・・・・。当たり前の日常がとっても大切に感じられた。それは、昨日、沖縄宜野座村にあるがらまんホールで行われた「がんばれ日本!、がんばれ東北!」Recovery East Japan!イベントに参加したことで改めて感じたこと。

このイベントのきっかけは、沖縄在住のアメリカ人の方からの声掛けにより宜野座村が後援になり、チャリティーイベントが動き始めたそうです。東北では、在沖米軍の兵士たちが今でも活動を続けています。そんな彼らからの声掛で始まったチャリティーイベントに、多くの米兵たちも参加していました。開演前に20代と思われる彼ら(海兵隊)の一人と話す機会がありました。彼らの仲間たちが東北へ救援に行っているとの事でした。

空母ロナルドレーガンが演習中に、この災害を受信し、いち早く駆けつけ、普段空母の航空機が離発着する場所に救援物資を山と詰んでヘリコプターで、地上から手の届かない地域への水などのライフライン物資を運んでいたそうです。驕りも、気負いもなく、淡々と語る米兵。当たり前のことをしていると言う20代の若者を見た時にそこには、1人の人間としての心や温もりを感じさせてくれました。

そんな彼らの仲間がロックやカントリーを奏でていました。普段は、クラシックを中心に演奏会などを開いているカンナリゾートでは、味わえないローカルで味のあるコンサートでした。

昨日は、ランチタイムに、15日(日曜日)に開催するランチコンサートの下見にバリトンの具志史郎さん、ピアノの仲間直美さん、チェロの佐久本大輔さんがホテルに来館されて、プロムナード(ホテル玄関からレストランへ続く廊下」での音響チェックをして頂きました。その時、突然、佐久本大輔さんが、チェロを弾き始めたら、レストランで食事を楽しんでいたお客様の手が止まっていました。

チェロの美しい響きが館内に広がりまるでコンサートホールにいるような錯覚を覚えました。

夜のチャリティーと合わせて、音楽の持つ素晴らしさを実感する1日となりました。音符が踊り、舞い、心が弾む!音楽の持つ力は、計り知れないものですね。