カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

バリアフリーネットワーク

2011-05-13 09:07:57 | 日記

ホテルにおけるバリアフリー環境は、決して良い環境ではありません。どこのホテルもバリアフリー環境が整っていない事に意外性を感じています。ホテルこそ、バリアフリー環境が整っていて当たり前と考えていただけにちょっと驚きです。自分のホテルの環境が充分ではないことで障害をお持ち方々には、ご利用されにくいと考えて色々と調べていくうちにわかったこと。

バリアフリー環境を作ることは費用が掛かると考えていましたが、全くそうではなく先ずは、受け入れるスタッフの心構えから始まることがわかり始めました。些細なことがとても大切。健常者への心遣いと同じように考えて親切や安全を考える事が大切。わからないから不安、心配につながっている現実。

バリアフリーネットワークの方と話しをしていたら、解決できる問題がたくさん見つかりました。障害と一口でいっても様々。だから、どう対応してよいかわかわない・・・と考えがちですが、きちんと向き合ってみるとそのゲストが望んでいる事をどう解決しどう対応するかは、ほとんどスタッフの努力や配慮で解決する。または、解決できなくてもその一生懸命の姿が障害を持つ方に伝わる。これは、普通お客様のリクエストに一生懸命応えていく姿と同じではないか?と思う。

バリアフリーネットワークの方から頂いたレポートの最後に「スタッフの皆様がここまで熱心に考えてくださるだけで、充分「安心」です。ここに書いたのは、本当に「贅沢を言えば」と言うレベルのことです。既に揃っているマンパワーで十分に「安心」で「素敵」な時間が過ごせることと思います。

多少の不便はあっても、「安心感」を持っていただけるホテル作りをすることが大切なことだと思いました。色々なイベントもこのような事柄を念頭において行って行きたいと思います。音楽を楽しむことは共通の思い。一緒になって人生を楽しむことできる環境は私たちの心構えから始まる。