カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

やんばるの入口

2011-05-25 07:43:14 | 日記

沖縄県北部のやんばるの入口にある宜野座村。沖縄の原風景がそのままに残された風景は、日々の生活にもゆとりが生れてきます。散歩にでかけようと少し歩くと海辺に出て、海を眺めながら歩くとその先にはサトウキビ畑。雨上がりの朝、太陽の光が降り注ぎ始めると、西の空には、虹が大きく掛かっていた。この自然豊かな環境にどっぷりと漬かっていると、本当に時間を忘れてしまう。

こんな環境の中にあるホテルは、滞在する人々に癒しとくつろぎを与えてくれます。都会的なホテルと違って、自然体でのサービスを心がけています。・・・?自然体ってなんだ?とよく言われます。しかし、ここを訪れた方々には理解して頂けます。程よい距離感と親しみを感じる接遇がこのホテルの売り!です。この自然環境になじむサービスの有り方を考えた時に、先ず、お客様との会話を楽しもう!と言うことを始めました。常識はずれかとも思いながら続けて行くうちに自然とスタッフが身に付け始めた・・・本来、スタッフの中にあった可能性や才能が上手く開花し始めたように思える。

人を育てることはとっても難しい。自分には、先ずできないと思っている。だから、自然体での関係や距離感を持ちながらその人を眺めている。眺めながら会話する。求めてくる人には応える。求められていないと感じたら距離を広げて行くことにしている。自然体でいたいといつも心がけている。海辺を歩くように、自然に歩きたい。この自然溢れる環境は、心を充電するには最高の場所。人と人の間で仕事する私には、この自然豊かな村での暮らしが無くてはならないものになって来ている。たまに、那覇に仕事で出かける。東京の自宅へ帰る。都会にいく時は、心の準備が必要になってきた自分に少し驚いている。日記を書き始めて2ヶ月になろうとしている。日々色んな事が起きる。色んな人々との出会いがある。

自分に問いかけながら、続けてきた日記。やんばるの入口に立って、やんばるの森の自然を見習い、あるがままの姿で飾る事もなく、作ることもなく・・・。こうしていると見えてくることがたくさんあることに気づかされる。