某フォロワー様がブログで紹介されていた冲方丁さんの『月と日の后』を読了しました。
一気読みしないように毎日ちょっとずつ・・・と、じわじわ楽しみました。
元々歴史好きで短大で日本文芸専攻でしたので、彰子という人物に少し興味があったのもあってとても楽しめました。
彰子が『幼くして入内』して『一条天皇に心惹かれ』『紫式部と共闘して一条天皇と心通わすまでの流れ』や『道長などの藤原一族の宮廷内策略』などを描きながらも、そこにあった当時の人々の生きる様を、彼女の一生を通して描かれていてとても解りやすかったです。
雛遊びが似合う幼い少女が母になり国母になり、父母兄弟から離れ強く成長していく・・・ある意味、結婚して子供を育てた現代の私達世代にも通ずるモノもある、そんなお話でした。
装丁もとても美しいです。
興味のある方は是非v。