標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

「女人禁制」を頑なに守る伝統は見直さなければならない

2018-04-07 19:23:50 | 日記
4日に、大相撲の地方巡業場所で、土俵上で倒れた舞鶴市長の救命措置のため土俵に上がった女性に、土俵から下りるようにと場内放送された。人命にかかわる危急の事態にあって、この時のアナウンさーが気が動転していたというが? そうではなく、土俵は神聖になる場所であるということで「女人禁制」を必須したということだろう。

このニュースは海外でも取り上げられていて、伝統を守るということが優先され、日本の女性の地位の低さを露呈した問題として捉えられいる。海外の多くのメディアがとらえる通りだと思う。




富士山への登山も明治5年までは女人禁制だったという。江戸時代の後期から徐々に女性も登り始めていたらしく、2合目までの神社までは登れるようになるなど、年月をかけて女人禁制が解かれていったという歴史があるとのこと。女人禁制時代もそれが解除されたその後も、全く無関係に富士山への信仰や憧れ、畏怖など富士山を尊重するということに変化はないのではないか。

6日には、宝塚市で行われる巡業で宝塚市の女性市長が、土俵の上で挨拶したいと申し入れたが、相撲協会は伝統なのでということで、断られたとのこと。海外メディアでは、日本では土俵の上に女性が乗ることはたやすいことではなさそうだと予言している。海外の方が、日本文化の中にある保守性をよく見抜いているようだ。しかし、今やグローバルな時代にあっては、伝統を守りつつも、世界の中の日本を見出す工夫をし、変化を求めても良いのではないだろうか。

伝統という言葉の説明に、相撲は「神事」だからというが、女性の神様もいる。古代の方がおおらかだった。そういえは皇位継承についても、今の皇室典範では男系継承が第1条で規定されている。しかし、歴史では女性天皇もいたではないか。昔の方が現実的であった。何故このようには主的なのだろうか?

このように歴史的に見ると、「伝統」もその時代の要請によって、変化しても良いのではないか。何が何でも原則を保守するというのは、今を生きる「私たち」と将来を生きる人たち「未来人」を縛ることになるし、発展もない。

思えば私が勤め初めて2番目の職場で、所属する部署は9人のメンバーだった。その内、女性は2人だ。9人が出勤し各人の席に着き、朝礼の後、女性たちが給湯室に向かいお茶の準備をする。給湯室では、別の部署の女性が集まり、お茶の準備がてら、井戸端会議で花を咲かす。話し声や笑い声が収まったかと思うと、女性がお盆をもってお茶を各人の席に配る。こんな光景が7年間も続いていた。

しかし、次第にお茶だけでなくコーヒーを飲む人も増え、自身で好みの飲み物を入れて飲むようになった。私が定年退職するころは、お茶タイムはなくなっていたし、女性の管理職も増えてきた。

女性活躍推進ということで法や制度を整備しつつあるが、制度により強化するだけではだめだと思う。根底にある社会の伝統を見直し、伝統で守るべきところと変革させるところを見極めて進化していくことが必要であろう。
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すみません今日は休みます。

2018-04-06 21:30:45 | 日記

会議等で帰宅が今になりましたので、記事は休みです。
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桜は散ってしまった「千本桜」。4月8日の「さくら祭り」はどうなるのだろうかと現地視察?

2018-04-05 19:47:12 | 日記
昨日のテレビニュースで、本庄市にある「こだま千本桜」の案内があった。桜が散るころは、小山川に花びらが散り「花いかだ」が見られるという。

昨日、長年の課題であった大木倒しができたので、今日は作業は休みとし、妻、私とタロの3人(タロは我々にとっては子供なので人)で、こだまの千本桜見学に行った。

自動車で向かう途中、車窓の桜は、散り始めたか、散っていたものが多かった。もしかしたら間に合わないかなと、案じながら車を走らせた。


現地に近づくと、遠目でも木々は桜色ではなく赤茶気味の色だ。妻が「がっかり」とつぶやいた。土手に咲く桜並木は残念ながら、ほぼ散ってしまった状態だった。妻は「せっかく遠出してきたのでドライブでもするしかないかな?」という。ドライブしようかと少し車を走らせると、道路わきの電柱などに「こだま千本桜祭会場 4月8日(日)」という看板が、朱書きの矢印が添えられ立っていた。散っているのにどのような「祭」があるのだろうか? まつりの準備でもしているかもしれないと、矢印に従って走った。しかし、桜並木がある土手に近づくとどこにも祭り会場という表示はなかった。


しかし、土手沿いの駐車スペースには、車が何台か止まっていて、ほぼ花が散った木の下に座り飲食を楽しんでいる人々もいた。我々も車を駐車させ、川沿いを歩くことにした。


木に近づいてよくよく見てみると、太い幹の途中から目を出した花が咲いていた。本体の花が散り、消沈している人の心を慰めてくれた残り花だ。ぽつんと咲く花はかわいらしかった。


雨が少ないためか川の水は流れていなかった。堤から水は落ちていない。堤の下には水が溜まっているが、その上流は水が干上がって、川底が露出していて対岸まで歩いて渡れる状態のところもあった。


堤の下には水が溜まっていて、わずかに動かない(流れない)「花いかだ」がよどんでいた。


枯れた川から撮ったガゼボと花がほとんど散った桜の木。唯一趣のある風景だった。

私の目的は、川の流れに浮かぶ桜花の「花いかだ」を見たかったのに、残念だった。そして、現地でも、帰宅後の今でも、「4月8日の桜まつりは開かれるのだろうか?」、「開かれるとしたらどのような花まつりになるのだろうか?」という思いが脳裏から離れない。
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直径45cmの檜の大木を伐採。大仕事が終わった!

2018-04-04 20:20:08 | 日記
ここ数日の外作業は、木の伐採だった。数年の間に、家の北側にある林の檜の大木が、わが家の屋根に枝がかぶさるようになってきた。いくら掃除してもすぐ、檜の葉や種で樋が詰まり、雨がドシャドシャ落ちてくる。樋の意味をなさない。そこで、少なくともこの木を何とかしたい。林の持ち主に木を切ってよいか問い合わせたところ、切ってよいとのことだった。

ご近所の、伐採に詳しい人がいて、いろいろアドバイスをいただき、何とか大木を倒せるスペースづくりを数日掛けて行ってきた。傾斜が45℃くらいはある法面なので、昇り降りも大変だが、足場を確保しながら、直径10㎝から20cmを超える木を10本ほど、手引きノコギリで倒した。高さが10mを超えるものもあった。まっすぐ立っている木が多かったが、4本ほどは、倒す方向とは反対で家の方に重心が傾いていた。その内一本は、枝にロープをかけ、倒れないようにしたが、いざ追い口(倒す方向とは反対側)をきったところ、鋸が木に食い込んだ。これはまずい。倒そうとする方向とは反対に傾いている。慌ててロープをかけ直し、倒す方向をかろうじて制御できた。

細い木であったので良かった。以後、しっかりやろうと、早速ウインチという重量物を牽引する道具をネット通販で頼んだ。それを使い何とか大木を倒す場所を確保できた。


切り口箇所の直径45cmの檜の大木


高さ15m~20mだろうか。枝が屋根の上に覆っているところがある。

さて、次は大木の伐採だ。高さは15m~20m程だろうか。知人が、梯子を大木に固定し、7mほどの枝にロープをかけ、倒す方向より、やや横に寄った別の木(家とは反対側)にウインチを設置し、家側に倒れないようにすることにした。昨日はここまでの作業で終了した。

今日は、いよいよ大木の伐採。私が手引き鋸で、受け口(木の倒れる方向)を切っているところに、知人が来た。倒す方向を正確に決め、知人がチェーンソーを使い、受け口をつくった。次に追い口切りをやっていただいた。更にロープをウインチで引っ張り、追い口にくさびを入れた。追い口の最後の引きを、私の手鋸でやらせていただいた。同時に知人がくさびを打ち込み、再びロープを引くと、メキッと木が割れる音がして、最初はゆっくり、やがてスピードを上げ、轟音を立て、木々の花粉だろうか紛煙を上げ、ドサッと倒れた。無事終わりホッとした。心の中で拍手をしていた。知人に感謝、ありがとう!


切った後の切り口。奥には倒れた大木が横たわっている。
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今日も19時まで外仕事だった。でも、少しだのけつぶやき。

2018-04-03 19:46:03 | 日記

昨日と今日は、新社員の入社式のニュースが流れていた。その中で、私の心にとまったコメントがあった。
それは、財務省の入省式で新入省者が宣誓書を読み上げる場面の映像が流れた後、宣誓にある『上司の職務上の命令に従い』というくだりに対して、「上司の命令も正しくないことがるので、一人の公務員として、公正に職務に当たってほしい」というコメントだ。

実際の職務に当たっては、悩むところだと思われるが、強い意志を持って臨んでほしいところだ。また、新入省者だけでなく、特に今年は、いわゆる上司も新入省者と同じ立場になり、公正な命令を下してほしいと願う。

以下、国家公務員の宣誓書。
「私は、国民全体の奉仕者として公共の利益のために勤務すべき責務を深く自覚し、日本国憲法を遵守し、並びに法令及び上司の職務上の命令に従い、不偏不党かつ公正に職務の遂行に当たることをかたく誓います。」

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