9月10日に落成式を終えた遠野市青笹町の六神石神社神楽殿ですが、
23日の例祭前夜である22日午後6時半から、初の夜神楽が行われるとの事で、
どんなものかと思い行ってみました。
9月も下旬の遠野の夜ということで、日が暮れてからは多少寒かったけど
終始無風状態だったので良い条件で出来たと思います。
祭のポスターやチラシでも告知していましたが、人出は50人位?でしょうか。
夜神楽を行う団体は東和町土沢の石鳩岡神楽、地元上郷の平倉神楽、土淵の飯豊神楽の3団体。
石鳩岡神楽
石鳩岡神楽は早池峰岳(たけ)流山伏神楽に属し、石鳩岡の菊池伝右衛門が、文化2(1805)年、小国
常磐守藤藤原常正から早池峰岳神楽の伝授を受け、後に同志を募り、舞道具類一切をそろえたので、
天保5(1834)年9月1日、はじめて早池峰岳流石鳩岡神楽を名乗り、独立することを許された。演目に
は「鶏舞」「翁舞」「岩戸開舞」などがあり、鎮守東和町上小山田駒形神社の9月11日の例祭のほか、花
巻市の早池峰神社例祭(8月1日)や、盛岡藩・南部家鎮守の桜山神社で行われ、師である岳神楽と同
様、南部家より家紋の向鶴の使用を許されている。この神楽は、衣装などが風流化して華やいだものに
なっているが、舞振りは、簡素な中に気品がみられ、随所に古い神事の名残をとどめ、山伏神楽の流れ
を受け継いでおり貴重である。(岩手県のHPから)
まずは石鳩岡神楽、八幡舞。
以下、何の説明も出来ないので写真のみになります。
つづいて飯豊神楽の恵比須舞。
飯豊神楽の八幡舞。
つづいて早池峰岳神楽の流れを汲む平倉神楽の五穀舞。
平倉神楽は明治後期に宮守町の塚沢神楽から指導を受け始まり、
平成に入ってから指導を受けたのが今回の夜神楽に招聘された石鳩岡神楽との事。
石鳩岡神楽、天女舞。
石鳩岡神楽、天降り舞。
最後に祈祷権現舞。
8時半頃には終わると聞いていたのですが、夜神楽が終わったのは9時半近くでした。
自分的には良く最後まで居たなと思っております。
翌日23日は例祭に行って来たのでその様子は後日ということで…
それと10月4日(中秋の名月)午後6時半からは今回初開催の女子神楽があります。
見学の方、その際は十分は防寒対策を!