大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

神珠の霊光と九重天

2023-08-06 07:01:00 | 神話・物語・本から
昨日の続きです。
津野山出身の禅僧義堂周信が、その書『空華集』に、廣田神社の宝物である珠剣を「霊光夜射九重天」「竜女神珠不直銭」と称賛しているとありました。


「霊光夜射九重天」「竜女神珠不直銭」漢字から推測するに、

「霊光夜射九重天」は、霊なる光は、夜、九重の天を射ると読めます。

また、

「竜女神珠不直銭」は、龍女が持つ神の珠は、銭(お金)ではない、、と読めるかな。

神珠は、剣珠や如意宝珠のことだと思われます。如意宝珠はこころそのまま宝の珠。心🟰宝珠と思われます。




心の清らかさしか、天には響かない、と私は感じました。お金?そんなものは天には無価値。心が珠であれば剣🗡️となり天に届く、轟くのかも。

九重天とは、

 天の最も高い所。九天。

また、九重とは

 いくえにも重なること。「錦衣―」

 宮中。宮廷。ここのえ。

とありました。

日本語は不思議です。九重と宮中。言霊の響きがにています。道教の教えか、道の教えが皇室の伝統の中に残っている気もしています。皇室は神道ですから、神の道ですね。


九天は道教が考える神々が住む空間であり、それに応じて魅力的な神々が住んでいるようです。

1. 九天

中国の伝統では、空には九つの天があると言われており、九中天の「九」という文字は、単数の中で最大の数であるため「限界」を意味します。


中国で、天を九つの方位に分けた称で、「淮南子」天文訓によれば、
鈞天(中)、蒼天(東方)、昊天(こうてん)(西方)、炎天(南方)、玄天(北方)、変天(東北方)、幽天(西北方)、朱天(西南方)、陽天(東南方)をいうとあります。
九重天とは、天国がたくさんあるという意味のようです。
道教の理論によると、真の元の初めからの3つの気は空を形成するために使用され、上流は3つの清らかな3つの領域です。
つまり、三清の気は、それぞれが三つの気を生み出し、それが総合されて九つの気となり、九天を形成します。
とありました。

日本で、九重というと地名としては熊野川九重が、和歌山県新宮市にあります。

熊野三山のひとつである熊野速玉大社や、巨大な磐座のある神倉神社がある場所です。


山の名前でいうと九重山があり、大分県玖珠九重町と竹田市久住の境界に位置する山々の総称です。



久住神社の御祭神も健男霜凝日子神


竹田市では2泊宿泊をして、近くの祖母山に登りました。素晴らしい地でした。健男霜凝日子神をお祀りする頂上は天国でした。


いつものことながら、またワカメが海中を漂い始めました。




頭がワケワカメ ユラユラ    


塩の話し ②

2023-07-11 05:39:00 | 神話・物語・本から
前回の続きです。

日本神話で、塩といえば、

イザナギ様、イザナミ様の二神が天上にある「天の浮橋」にお立ちになり、「天の沼矛」で海原をかき回すと、その矛より滴る潮(塩)がおのずと凝り固まって島となる話があります。この島が「自凝島(おのころじま)」です。


今日は、おのころ島に注目します。なぜなら、おのころ神社に参拝予定だからです。

「自ら凝り固まった島」ということで「自凝島」。

おのころ神社は、淡路島の中にあって、イザナギ・イザナミの二神をお祀りしており、地元ではこの山全体を「おのころさん」と呼び御神体として大切にしているようです。山上に向かって階段が天に届くかのようにまっすぐに伸びているようです。


ところで、前回の聖書の地の塩(The salt of the earth.)の話、「山上の垂訓」として知られるイエスキリストの言葉は下記でした。

「あなたがたは、地の塩である。もし塩のききめがなくなったら、何によってその味が取りもどされようか〈略〉」


おのころ島は山全体が御神体ですが、おのころさんの山上に向かって階段が天に届くかのようにあるようで、山上に神社があり、イザナギ、イザナミ様、ククリヒメ様がお祀りされているようです。

天の(高い所から)コオロコオロして下垂れた塩により、固まったのが最初の地。

🫧泡が塩に固まり地に鳴る島🏝️淡路島。鳴門の渦潮🌀🌀が近くにあります。



言葉遊びですが

国産み神話は、滴る(下垂る)塩が地に。イエス様の山上の垂訓は、地の塩。

なんだか似てませんか!?


「おのころ」とは、「自凝」とかきます。

神話は国産みの話で壮大な何かを感じますけど、高い所から右回り、左回りにコオロコオロ、🌀🌀。自然が凝るにも、人が凝るにも、右回り左回りあったりするかもですね。気も身体で回ります。男性と女性は気の回り方が逆みたいです。

一即多、多即一。差別なく、偏らず、均等にコオロコオロです。🌀🌀🌀


ちなみに、宮城県の塩竈神社の社伝では、塩土老翁が製塩法を教えたとされています。



塩土老翁は、潮の流れを司る神ともいわれ、まさに、塩の神です。

人間の体の中で塩は「細胞外液」に多く含まれていて、この液に細胞は囲まれています。この液体は大切で、全身の細胞に酸素や栄養分を運んだり()、また細胞でできた二酸化炭素や老廃物を肺や腎臓に運び、排出します。(


つまり、塩を含んだ体液は、の働きを身体でせっせとしている訳です。そして、この細胞外液の濃度を維持し、細胞が正常に働くのを助けています。


塩NACLはナトリウムイオンNAと塩化物イオンイオンCLという風に、イオンレベルでの働きにわかれせっせと働いてくれます。イザナミ様、イザナギ様も陰陽➕➖の働きで国を産んだように、身体も様々な所で陰陽のバランス☯️を整えて、コオロコオロ、良く鳴る🍥ように、身体を保ってくれているのでしょうね。


体の中の塩分は、腎臓の働き(都海神の管轄)により一定に保たれており、通常の食事や運動をしている場合には足りなくなることはないみたいですが、

下痢や激しい発汗などで塩分が急激に失われると、体はナトリウムが体外に排出されないように制限をし、体内の塩分量と水分量を調整するようです。 

すると、体内の水分を少ない状態でキープしようとし、その結果、血液量も低下してしまい、脱水症状となるようですね。


塩分は取りすぎも良くないけど、取らないのも良くない、丁度➕➖0️⃣の中間↔️が良い塩梅になのですね。

今年も梅を漬けました!塩分控えめにしました。良い塩梅に出来ますように。



梅って、美味ぇ。😋


【画像はお借りしています】


他責にしない

2023-06-17 09:47:00 | 神話・物語・本から

神話では、天の下に積もったものをスサノオ神の罪にして描かれた所があります。


天に起こることは地におこるのかな。


スサノオ神は、地上で八岐大蛇を退治します。八岐大蛇とは、様々な自然災害かなと思っています。

人身供養をもって、太古は若い娘を生贄に自然災害を食い止めるよう祈っていたのかもしれません。


自然災害は、自ら一人一人が悪い気を生み出している事とまるで関係ないかのように、八岐大蛇に姿を変えた化け物に描き、人はオロオロとし自分を省みることなく、他責にし、ヒーローが現れ助けて貰うのをまちます。


日本の国土は海に浮かぶ龍体のようです。龍が八尋から八岐に自然災害を産みだすことを悪とみなしたものが八岐大蛇とよばれたのかなと思います。


日の元の国の国土の神、国常立神は、巨大な龍神としての御はたらきをなしているときいたことがあります。人から見ると悪とみえるような大災害でさえ、宇宙の中の地球の運行にはやむを得ない事で、無慈悲にみえますが淡々と起こってしまうため、国常立大神は、艮の金神や祟り神と呼ばれているのかなとも思います。


大災害は、天地人として天と地を繋ぐはずの役目を放棄した大多数の人が実は作り、その重くのしかかる刧の蓄積を龍体、身体、大地全身で受け止めて、実は、耐えているのが国常立大神ではないかと感じます。

縄文時代は、アマツチの運行と人の内にある働きは繋がり、故にその運行に龍神のお働きを感じ、祀ったのかもしれません。


しかし、龍神を祀る人を鬼と呼んだり歴史から抹殺します。隠された神々はそうして闇に葬られ、人は自らの内にある大切なものに気づかないようになったのかもしれません。


そうして自分の外にばかり目を向けて、善悪を自分の都合で解釈し、その因果が自分にあるとは思いもよらず、悪い事が起こると他責したり、罪を擦りつけ、または、悪神の祟りなんて言ってしまったのかなぁと思います。


荒ぶる神、祓の神は、災害を未然に消そうとしている神のようでもあります。災害は、国土にニョキニョキ現れた人の想念や気が綺麗に流れなくなり、詰まり溜まり出現した全体責任の結果かなと思います。


故に、荒ぶる神、スサノオ神は、邪が強くなれば破壊し、岩戸を閉めるしかなく、岩戸を閉めることで陰が極まり、自然の運行の中で陽転し、創造が始まる機運を待つ神の象徴のようにも感じます。


災害を未然に防ぐには、人が全体意識を重くしない、ヒト一人一人が自らの「気」を純化させ地球に負担をかけないことが大切かなとも思います。


気の純化には坐して、静を雑多な生活の中にあっても、静の時間を継続して入れることが良い気がしています。


昨日の話の続きになりますが、妙見菩薩は、神仏習合や陰陽道の中で、鎮宅霊符(チンタクレイフ)神とありました。


鎮宅霊符は、「家内の安全を保つこと、また、そのために行われる祈禳の総称。 安宅ともいう。 人間が住む家屋及びその下の地域、土地などには様々な鬼神が満ちている。 それらが人間の行う不適切な行動によって穢れる」とあります。


私は、これを読んで、鎮宅の宅は、人間が住まう外の家屋のことではなくて、「自分という身魂の器」のことだだなぁ、と思いました。


自分をおさめなさい、自分の中にいるさまざまな穢れに気づき、鎮めなさい、静めなさい。自らを常に省みて、起こる出来事に対する負の感情を他責にせず、自ら鎮めなさい、静心しなさい。と言われているように感じました。


目に映る現象により、掻き乱されて重くなるその感情は、本当のあなたではない、

自分の中の悪蛇(邪)を見抜きなさい、

地球に負荷をかけるな、

と言われているようにも感じました。


自らの器を先ずは綺麗にして、そうする事は、ひいては、様々な悪因を断つことなんですよ、自然にも良いんですよ。

と言われているようにも感じています。



八尋ワニと八尋殿

2023-06-15 05:24:00 | 神話・物語・本から

昨年末に小野神社に行ったあたりから、ワニが気になって、調べたなかに八尋ワニがあります。八尋は、神話に何度かでています。重要人物の姿だったり、宮だったりします。


神武天皇の母と祖母は海の神 和邇(ワニ)を祀る系譜、玉依姫、豊玉姫です。


また、神武天皇の皇后 ヒメタタライスズヒメその両親は古事記では、三輪大物主神(スサノオの子孫大国主の和魂とされる)と勢夜陀多良比売(セヤダタラヒメ)の娘。

『日本書紀』では事代主神が八尋鰐と化し三嶋溝樴姫あるいは玉櫛姫のもとに通い、ヒメタタライスズヒメが生まれたという記述になっています。


また、事代主に関しては別の逸話の中に、美保関の事代主命が、船に乗って揖屋の美保津姫の所に夜ごと妻問いしていた際、鶏が間違えて、真夜中に鳴いてしまい、事代主命はあわてて帰ろうとしますが櫂を置き忘れてしまうのです。それで、手で漕いで船を動かそうとすると、が事代主命の手を咬みます。

これも、鶏の過ちなので、鶏を憎むようになり美保の関では鶏は飼わぬようになって、参詣する人も卵を食うことが戒められていたというのがあります。


天津神への国譲りは出雲からなされるわけですが、天津神の象徴、天照大御神の岩戸びらきでも鶏がなきました。


国譲りをしたイズモの大国主命の子、事代主(えびすさま)が、天照大御神の天岩戸開きに関係のある鶏を憎む逸話は、興味深いです。


また、八尋の尋は、主に水深を表すのに用いて、それは約1.818メートル、八尋とは、いくひろもあること、非常に長く非常に大きいことのようです。


八尋は、国津神でもあり水神とも深い関係がありそうです。また、八尋はワニだけでなく、宮の意味にも使われています。

八尋殿は、古事記においては、イザナギとイザナミが、天神に「ふわふわ漂っている国を固めること」を命じられ、オノゴロ島に建てた巨大な殿舎のことです。最初の男女、陰陽の和合の宮といえます。


また、八尋殿は、ニニギと、コノハノサクヤ姫との新婚生活のために建てられた御殿の跡と伝わり、

また、ニニギにお腹の子を別のオトコのものではないかと疑われたサクヤヒメが火中出産を決意した際に建てたお産をする御殿も、八尋殿と記述されています。


そうして産まれたお二人の子が浦島太郎伝説の山幸彦ですが、龍宮の乙姫、豊玉姫と結ばれます。この豊玉姫は八尋鰐に姿を変えてウガヤフキアエズを産む場面がでてきます。豊玉姫は神武天皇の祖母です。

八尋繋がりは、、


イザナギ、イザナミの宮☜最初の男女の和合

ニニギとコノハノサクヤヒメの宮☜天孫と富士山の祭神の和合

コノハノサクヤヒメ、火の🔥燃えたぎる宮で山幸彦を海幸彦を出産

豊玉姫(神武天皇の祖母)☜💧龍宮の乙姫

事代主(神武天皇の正妃の父)☜国津神


天津神の象徴は、天、山、火であり、一方、国津神の象徴は大地、海、水です。これら陰陽☯️の片方、陰、神話で隠されたもの、にも八尋には関係がある気がします。

日本の大地は龍であり、龍体上に日本人はすまわせてもらっているのかもしれません。国津神、国常立大神は、大地の神、土は陰陽5行の真ん中を統べります。黄色です。また、艮の金神として、北東を守るとも。


八尋殿に関してひふみ神示 23 海の巻 を紹介します。

第十一帖

だました岩戸からはだました神が出て、ウソの世となったのぢゃ、この道理判るであろう、ニセ神やら、だました神やら、次々に五度の岩戸閉めと申してあろが、タンバはタニハ、田庭とは日の本の国ぞ、世界の事ぞ、タンバとはタンバイチとは世界の中心と云ふ事ぞ、日の本と云ふ事ぞ、キミの国ざぞ、扶桑の国ざぞ、地場ざぞ、判りたか。地場を固めなならんぞ、五十鈴の川はムツの川、和合の川ぞ。社殿(やしろ)は八方に開く時来たら八尋殿(やひろどの)建てて下されよ、マコトの八尋殿。


この神示は、新たな岩戸開き、丹波の海人族、国常立大神の復活などを示唆しているのでしょうか。


生きる意味と方法

2023-05-27 06:41:00 | 神話・物語・本から

の中は物で溢れ、情報で溢れ、AIの発明や、発展は、人の暮らしを便利にするだけでなく、脅威にすらなっている時代。


そんな時代に生きながら、

私はいまだ自分が何故生まれてきたのかも

わからない。

そんな話を妹としていたら、


50にして、天命を知る

孔子様でさえ、50歳という年齢を

天命を知る年としてあげたのだから、

まだ天命がわからなくても、今信じた道を歩もうと励ましてくれました。


全ての生には、意味があり

そしてまた、方法がある。


生きる意味と方法


この著書を最初に読んだ時は非常に難しいと感じました。


しかし、何度も読み返してみると、生きることには、意味と、そして、方法があること、


形而上のことを、とても、わかりやすく仙女様が教えてくださっていることがわかりました。


最初、難しいと感じたのは、

自分の器に初めて注ぎ込まれた価値観ばか

りで、浸透するまで時間がかかったからで

した。


何でも、継続してこそ浸透しますから、

何度も読み返しました。

生きる意味、

一から生まれた全ての人には天命があり、

また、一に帰るには方法がある。


方法は

先天坐の継続


方法は、じつはシンプルでした。

この方法も著書の中で説明してくださっています。お薦めの本です。


Simple is best.

様々な物や情報に溢れる今、

シンプルに無為自然に委ねる大切さを感じます。

老子様の無為自然の教えにも繋がりました。