冬に備えて木は葉を落とします。
日照時間も減り養分を作るのが難しくなる季節を見込んで、自分を一番美しい色に変化させて、地面を彩ります。
地面に落ちた沢山の色とりどりの落ち葉は、人にはふかふかの落ち着いた色の絨毯のように見え、また、土に生きる沢山の生物には毛布となります。
雪が降っても大丈夫。
ふかふかの毛布は、そのころには水分を含んで生き物達や、大地の養分となります。深い色の絨毯は空から降る煌めく雪花を散りばめ白色へとゆっくり色を変えて人を楽しませているかもしれません。そして落ち葉は自分を育ててくれた木々のためにゆっくり土に戻ります。
エネルギーをこうして循環させながら植物も動物も支え合います。ひともエネルギーが不足したら時を待ちながら暖かくしてじっと静かに自分の人生の冬を過ごすのも良さそうです。
葉は自ら木を守るために落ちるのか、木は自らを守るために葉を落とすのか、鶏が先かたまごが先か。
自然の摂理なので、答えは無い気がします。ただ循環するだけです。自然破壊が人によりなされない限り循環します。破壊は神様が切るカードのように感じます。
ゆっくりな時間が自分に栄養を補充してくれます。命があることに感謝します。命が繋がり自分がいる事にも感謝します。命ある限り循環するのが自然の摂理だから、人間だけは例外なんてことは無い気がします。
エネルギーが少なくなっているひとがいたら、微笑んで大丈夫だと言って上げます。そんなこともあるさと、静かなひとときを共に過ごします。
自分のエネルギーがどれだけあるかわかりませんが、自分のエネルギーをアンパンマンのように分けてあげられるといいなと思います。エネルギーは笑うと充電される気がします。
【画像は落ち葉検索画像より】