
先日の桃太郎に続き、今日は浦嶋太郎についてつぶやきます。
大好きなドラマ十里桃花では、人間界の時間と天界の時間が見事に違うことが描かれています。人間界の60年は天界の2ヶ月でした。ドラマでは、竜宮城の描写も見事でした。
日本昔話の浦島太郎が竜宮城へほんの短い間行くと、地上界では数十年たっていたイメージです。
浦島太郎は日本神話の海幸彦、山幸彦のお話からです。竜宮城の乙姫様である豊玉姫が山幸彦の子供を身籠り地上に来て子供を産みます。
その際、姿を見ないで欲しいと山幸彦に頼みます。しかし、山幸彦は鰐が赤子を産む姿を見てしまいます。豊玉姫は約束を破られ姿をみられたのを恥入り子供を置いて海に帰ってしまいます。
昔話、浦島太郎では、玉手箱を開けるとおじいさんになる話でおわります。死ぬ事ができなくなった浦島太郎は鶴になって、亀と共に天に昇ったとされる話もあります。
日本神話では、山幸彦がなんと580歳まで生きたとされていました。こんな表記がされた神様は初めてです。
山幸彦と豊玉姫の子供は、ウガヤフキアエズであり、その子が初代天皇、神武天皇へと繋がっていきます。しかし、その3世代には考えられないくらい大変長い時間がすぎているようです。
この昔話は古事記を元に作られていて、玉手箱を使って書きたくない部分を煙にまいたのではないかと感じています。消された超古代の時代があるのかもしれないと思っています。
九州に消された古代の時代がある?と勝手に推測したきっかけは、九州にある神社の動画を見たことがきっかけです。
色々調べていると、かなり古代の王朝が九州に存在していたのが、見え隠れしてきました。祖母山(姥岳)という九州にある山は神武天皇の祖母、つまり、龍宮の乙姫、豊玉姫に因んでつけられたようです。
この山にある健男霜凝日子神社が非常に気になっています。この神社の手水舎の写真を見たとき、かなり驚きました。子供?の顔の上に龍なのか、蛇なのか、鰐なのかわからない物体がついているんです。

こんな手水舎を私は初めて見ました。まるで、空海伝説のアニメで出てきた龍王です。


または、この手水舎の人を赤ちゃんだと見ると、人間ではない蛇か龍のような何かが人間を産んだような姿であり、それは、龍宮の姫、豊玉姫がウガヤフキアエズを産んだ姿?かもしれない?と勝手な空想がとまらないのです。
この祖母山には健男神社の関連社として嫗嶽大明神を御祭神とする穴森神社があります。この大明神が、健男霜凝日子神の垂迹(神仏が姿を変えたもの)のようです。
祀る間は良いが祀りを忘れると禍を起こす祟り神と怖れられていました。実際、祟り神を制しようと、この池の水を江戸時代に抜いたそうです。そうすると何日も暴風雨が止まらなかったとか。
悲しみでこの土地の龍神様が荒れ狂ったのかもしれません。この山の洞窟からは巨大な大蛇の頭の白骨化したものがその後見つかったようで、いまでは御神体として祀られている様です。
池の水を抜いて制するのではなく、祀って上げると良いのにと、この話しを読んで悲しく感じました。
健男霜凝日子神は、名前から霜を溶かす冷たい空気を温める神様だと推測します。
山幸彦⇨ウガヤフキアエズ⇨神武天皇の間の空白の長い期間にいた神様で、祖母山と関係のある方かだと思いました。そして、日本神話の記紀では、書きづらい有耶無耶にされた存在かもと思ってしまいました。
調べても謎が深まる神社ですが、動画をみると、寂しそうな感じも、畏怖すべき厳かな雰囲気も漂う神社にみえます。夫と参拝してみようと思います。
つづく
【画像はgoogle 浦嶋太郎 画像検索、桑田山温泉「和」の動画アニメより】