竪山勲さんは、自分が中学生13歳の頃にハンセン病で隔離されたので小学校しか出ていないと言います。それから、40年以上隔離されます。だから難しい事なんかは何もわからないとも言います。
自分の講演はひらがなで喋るから、みんなわかるとも。四字熟語なんか、知らん。ひとつだけしっとる。焼魚定食。と笑っていいます。
マインドコントロールをマイルドコントロールかと思っていたとか。物を書いても、点丸の付け方もわからんから、爺(竪山さん)の文は読んだ人に点丸をつけてもらう。長いから、酸欠になるぞ、気をつけろとか。笑。我が道を真っ直ぐに突き進む方です。
能ある鷹は爪を隠す
そんな笑い話を交えつつ、読んだり、聞いたりした事でなく、自分で体得された湧き上がる話しには、広さと深さがあります。
情報が溢れる中、色んな人が色んな事を言い、その情報がまた伝言ゲームの波のように伝わります。良いことも悪いことも。
しかし、最初に石を投じることが出来る人は少ない。真理、神理の言葉は経験に裏打されると響きます。竪山さんと話すと、言葉のひとつひとつが借り物でありませんし、真理の石に感じ胸に響きます。
様々な学校とか、お寺とか沢山の講演依頼をうけ、沢山の人の心に一石を投じています。ふと私も、情報化社会でマインドコントロールをマイルドにされていたときづきます。笑。信じ込んでいたことは、信じ込まされていたことかもと。こうある「べき」は堅苦しい。自分は自分で良いんだと。
竪山さんの信念は、人の持つ差別意識を無くすことにあり、そこにはとても厳しい眼をお持ちです。
毎朝早朝は、人生で出会い天に召された方から、自死された方、コロナで亡くなった有名人の名前まで全て唱え、ご成仏を祈る事からはじめるようです。
別れ際に、祈りは朝だけでなく、いつも、ずっとずっと祈る。祈るとはそういうものだからね、と教えてくれました。
神様事でお金をとった時点で神様は見えなくなるともいっていました。神様は、辛い苦しい人からお金をとって助けたりしない。私腹を肥さない。ただ救うのみ。ましてや、人が神の声が聞けるなんて言ってお金をとることは違うと言い切ります。神事は真剣にすると。
ただ辛い人に寄り添い、ただ助ける。そういう人です。自分を誇らず、自分を下に下に見せながら、対等にどんな人にも接してくれて底抜けに優しく、周りの魂を引き上げます。
竪山さんの優しさは最強だし底がないです。
焼魚定食しか四字熟語を知らないと言う竪山さん。もちろん、相手に安心させる為に話してくれているだけ。洋服もこれ、498円だぞと笑って言ってました。
どんな服も似合うと思います。飾る必要がない、生き様と心が錦ってこういう方だとつくづく思いました。
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