らんまんも、残りわずかです。すっかり朝ドラはまってしまいました。仕事があるため、今は録画です。帰宅後の楽しみのひとつです。
竹の不思議。竹の花は120年に一度一斉にさいたら、竹林ごとお役終了のように一斉に枯れる話が紹介されました。
我が家にも竹の花があります。
ネット注文した際何かのオマケに付いてきたものです。今では、何を注文したか忘れましたが、そのオマケを今でも大切にとっています。
竹🎋は不思議で、中が空洞です。そして、竹はしなるけれど竹刀もあるくらいですから、非常に強いです。柔であり、また剛も兼ね備えます。
中が空であり虚であることは、柔剛を兼ねるのかなと思います。
神社の神域に竹藪が多いのも、結界の意味合いがある気がします。
そして、昨日のらんまんでは南方熊楠が出てきました。
神社がどんどん破壊されていく中、政府の暴挙を烈火のごとく批判します。神社は、大地と天の循環のエネルギーが自然の姿となって現れ、自然霊、ご眷属、目には見えない神々が確かに坐す悠久の神域だと思っています。
目先の利益のため破壊しようと政府が命令を出したころから、日本がどんどんと金欲、軍国主義、戦争へ突入したように感じます。
誰も見向きもしなかった田舎(渋谷)は、信じられないくらいの都会へと変わっていきます。それは、人のエネルギーがそうします。そんな時代が、朝ドラ、らんまんには描かれます。人々の織りなす当時のエネルギーが様々な形で感じられます。
南方熊楠は、昭和天皇との逸話が残る御方です。
昭和天皇と南方熊楠には、心と心の親交があったのだなぁと感じる和歌があります。
雨にけふる神島を見て 紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふ
昭和天皇の和歌から、旧友への思いと森羅万象への思いが優しく感じられます。
南方熊楠は、粘菌の研究に熱心な御方でした。
熊楠が粘菌にひかれたのは学問的な興味ではなく、粘菌の小さな生命体を通じて、「動と静」「生と死」の表裏一体を感じ、そこに普遍的な宇宙の真理を見出したからと言われています。
熊野の地は熊楠にとって万物流転の思索を深めるのにふさわしい環境だったようです。
万太郎の出身の土佐の佐川にあります酒蔵が火落ちにより腐造を作ってしまい、潰れてしまいます。酒は神様が作ると信じられていた時代、女性は穢れているから酒蔵にさえ入ってはいけなかった時代でした。
日本酒は主に麹菌、乳酸菌、酵母菌の3種類の微生物がおり、余計な菌がはいると腐造となることが今はわかっています。
菌類の研究をして、酒の奥の深いところを藤丸さん、これからしてくれるのかもと期待です。
菌類は分解者です。
食物連鎖の最下層。この最下層の働きが無ければ、何も始まらない。土の中に坐す神様。
私の中では、勝手にですけど、榛名神社の御祭神でもあります、土の神様、ハニヤス神。
もしくは、別天津神のウマジアシカビヒコジ神です。
国稚(わか)く、浮かべる脂(あぶら)の如くして水母(くらげ)なす漂(ただよ)へる時に、葦牙(あしかび)のごと萌(も)え騰(あが)る物に因りて成りませる神の名は、
宇摩志阿斯訶備比古遅(うましあしかびひこぢ)の神
目に見えるもの、見えないもの様々な菌類の無形の働きを理解して分かった御方が南方熊楠だったのだなぁと思います。紀州という木々が生い茂る土地に現れた大地の申し子のように感じます。
また、無形の目に見えない働きによって、南方熊楠、植物学者万太郎、植物画家の野宮さんといった、植物をハートで愛する存在が繋がるのは、袖振る縁も他生の縁だなぁ、まさに内なる神々が惹きつけあい、結ぶのだなぁと感じました。
らんまん、終わりに近づいてきて、ロス間違いないなぁと、、思います。
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