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大善人へ身魂磨き

鰐、龍神、玄武

鰐に関して、もう少し書いてみたいと思います。


鰐は、インドの言葉でクンビーラ。ガンジス川の鰐のこと。それがいつの間にか金比羅になってしまったようですね。金毘羅さんには妹と行きましたが、社殿は山の中腹にあって七八五の石段をのぼります。母の実家津野町にも、金比羅様が祀られています。


クンビーラ クンビーラ、吾こそは

ガンジス川のワニなるぞ

ワニとはインド語で クンビーラ

はるけくも東の国 日本に来たりて


四国は讃州 那珂の都、

コンビーラ 大権現

一度廻れば 金毘羅舟々

追手に帆かけて 

シュラ シュ シュ シュ

シュラ シュ シュ シュ シュシュ


クンビーラ クンビーラ

若者よ 海へ行こうよ 帆をあげて

金毘羅さんは 船のり達の守り神

若者よ 海へ行こうよ  錨をあげて

恋と夢を祈ろう


金毘羅大権


ところで、大元出版の出雲の本では古代出雲の人はインドから海をわたりはるばるやってきたものもいたとありました。縄文時代あたりです。


ワニは今でも怖いですが、当時も怖がられ、川の神に祭りあげられ、コブラも森の神に祭りあげられ、2つが合体されて、竜神信仰が生まれたとありました。

鰐🐊➕コブラ🐍→龍神信仰へ


イズモ族については、猿田彦などもインドで象が尊敬されていて象の鼻のように突き出たものをサルタと読んだことから、サルタ彦大神に、やがて、出雲王国のサイノカミ信仰に取り入れられたようです。そういえば、金毘羅神社の奧宮には鼻の高い天狗👺さんが祀られていました。


このサイノカミの人格神の次に重要な従属神が竜神信仰で、龍神をわらで作り木に巻きつけて拝むようになり、その木は斎の木、または、ハバキと呼ばれたようですね。


ワニの話には因幡の白兎があります。鰐は鮫のこととされていますが、鰐に象徴されるものは、イズモ族や縄文信仰、龍神ととても深い繋がりがあるのかなと思っています。

サイノカミのサイは、斎(心身を清めて飲食などの行為をつつしんで神をまつる。いみきよめる。いわう。いつく。)かなぁと思っています。龍神信仰を従属ささせるとは、先ずは自らの気を清めて身体の中を美しい体液で満たし、その後、邪を滅し、純粋な龍がぐるぐるまわるかのように流し循環させ、清らかになること、それが、自然にも感化し、災害も無くすと信じていたのかなと思います。外ではなく、内にまずは目を向ける。自らを省みず外に求めるなという感じです。


因幡の素兎に出てくる鰐は、鰐なのか鮫なのか、と言われていますが、ワニは日本にはいないから、ワニに代わり恐ろしい動物を探し、鮫を探し出したとありました。


ワニは、兎に酷いことをする悪のような存在と描かれますが、海の神が、うざぎの我良しで、自分のためなら騙す事など厭わない悪を見抜き、懲らしめ、そして改心させた、ような話にも思えます。


因幡の白兎(ハクト)の白兎は実は素兎らしく、素に戻る大切さ、自らを清め続ける大切さも、話に含めている気がします。兎は月信仰に繋がります🌕


太古、縄文時代、イズモの人々はインドから海をわたって渡来した故郷の信仰、自然信仰を大切にしたのですね。😌

鰐鮫(ワニザメ)は、陰陽の思想が日本に到来後、亀に変わったと指摘されている方がいました。亀🐢と鰐🐊、また、インド起源の龍蛇信仰などには、大きな秘密(火水)が隠されている気がしています。


東西南北の方位の四神(守護神)のうち、北は玄武です。北方の守護神、玄武は、亀蛇(キダ)とも呼ばれ足・首の長い亀に蛇が巻きついた形をしています。


中国の想像上の神獣ですが、北極星や北斗七星の化身です。妙見菩薩の神使は、北の守護神の玄武(亀蛇)とされます。妙見信仰は、インドで発祥した菩薩信仰が、国で道教の北極星、北斗七星信仰と習合し、仏教の天部の一つとして日本に伝来したものである、とされています。


様々な宗教や信仰に形はかわりますが、根底には同じ何かが流れている気がして、陰陽☯️、の陰や水、そのモチーフが玄武やら龍蛇やら鰐やらで顕されているのかなぁと、、思ったりしています。

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