大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

戸隠神社参拝日記 2

2021-03-13 07:07:00 | 神社仏閣

中社をでて、雪深い道を選びました。足跡はあるものの誰もいない。天気が本当に良くて、雪道はキラキラと綺麗。初めはるんるんでした。




静かな雪道に1人。20分ほど歩きました。そこには石碑がありました。その先は二手に分かれていて、石碑には、女人禁制の碑(女人結界の碑だったかな?)と書かれていました。


こっから先は明治までは女人の入山を禁止していたと。周りは雪景色。誰もいない。まずいかも、私はその雪道の女人禁制の道がたぶん細い方の道だと信じて、そうではない道を 選ぶことにしました。


罰当たりの道を歩いているかも、と段々不安が膨らみましたが、しばらくすると、車道にでました。少しほっとしました。しかし、自分の場所がわからないのです。かなりの方向音痴にいつも夫に笑われてしまいます。


今回は1人ですので、看板がどっかにあるだろうと、とにかく前に歩きました。すでに1時間位歩いていました。越水の看板がありました。地図をみました。二手に分かれていました。反対側かな?真っ直ぐかな?もとに戻るのかな?なんだかわからない。元に戻ろうかと歩みを少し進めましたが、いや違うあの看板の先だと思い直して引き返しました。


そっから、どこをどう歩いたかわかりません。道は分かれていなかったと思いますが、車一台通れるくらいの道でした。除雪してあり美しいのですが、同じ様な景色が連なります。コテージが何軒かあったので聞いてみようとピンポンしましたが、返答がないのです。どうしよう。不安をかき消すため、大祓祝詞を唱えました。不安が少し和らぎました。


すると、しばらくして民家の大きな木に繋がれた柴犬が2匹みえました。私が前を通ると、ワンワン吠えるのです。この道ダメってこと?とまた不安になります。看板のある所まで行こう。そっから間違えていたら引き返そうと2匹の犬を横目に進みました。


そして少し先をいくと人の姿を見つけました。やったー。と、私はその方に向かって話しかけました。でも、気づいてくれません。それで近寄ると、かなりのおじいさんで、耳が良くないようでした。しかも、薄着!?


「戸隠神社の奥社に行きたいんですが、どう行けば良いですか」


と私がいうと、「あんだって?」を繰り返します。何回も私が奥社に行きたいって言ったのですが、「あんだって?」を繰り返します。最後に「わからん」と言われました。志村けんさんのひとみ婆さんをお爺さんにしたような方でした。笑。




だめだこりゃぁ、、と私が諦めてありがとうございましたと言って去ろうとすると、急に、「ここは旧道で、間違えとる。」と言いました。「神社はこっからなら突き当たりを真っ直ぐ500、曲がって左に500、そしてまた500戻る」と何と教えてくれました。


ひとみ爺さんが突然、道案内の神様?に変身しました。私は頭を下げお礼を言ってから、お爺さんの言った通り進みました。



そのとおり、500メートル位で突き当たり、左に曲がりました。


一度目の突き当たりを左手に曲がった写真

また500メートル位で突き当たり、国道にでました!!しかし、ホットするのも束の間、ここで問題が発生します。その国道をどっちに戻るかわからないのです。ひとみ爺さんは、国道を戻るといいましたが、、、。


実はあまりの景色の美しさに写真を撮りすぎ、携帯の充電がなくなりました。充電池をもっていたので充電しようか迷いましたが、この寒さで充電池さえ切らしたら遭難の際に困る!とっておこうと最悪の事態を想定しました。そして、充電池をお腹に入れて温めました。


よし、一か八か右に曲がろう!次に車が来たら聞こうと思いました。でも、なかなか来ません。こんな、国道もあるんだぁ、中社からもう2時間以上歩いています。涙。



つづく


【画像はひとみ婆さん検索画像より】



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