新海誠監督の君の名はは大ヒットでしたね。映画館で観ましたが、途中肝心なところでトイレ、と娘に言われ連れて行き、テレビで再放送されたのを観るまで、なんだかわからなくて、テレビで観て全容を把握できました。笑。
天気の子は、君の名はの後に続く、新海監督の映画ですね。これもなかなかよかった。伏線が多く、一回ではわからないとこも。
新海監督は、宮崎駿監督を尊敬しているみたいです。アニメの世界は、手塚治虫さん、宮崎駿監督は、私の中ではアニメ界の巨匠です。内容の深さと優しさは私のような年代の人さえいつまでも魅了してくれます。
緻密な描写や美しさにより今は世界中で日本のアニメファンはいるようです。翻訳されて世界に配信されるわけですが、それでも大ヒット。
日本語で日本のアニメを観れるのは、日本の言霊や日本文化を知る日本人は、めちゃくちゃ贅沢だと思います。翻訳された途端に、オリジナルとは少し変わりますから。
ところで、天気の子は、天気を操る女の子が出てきます。都会の古びたマンションの屋上の神社で参拝したあと、不思議な力が宿ります。
巫女のようになるのです。内容は深いです。天気を人の欲心を叶えるため操作した後、その後、雨が止まなくなる。そして、東京はどんどん浸水します。人柱の話もあって、古代の雨乞いや雨を抑える信仰すら感じさせてくれます。
東京はもともと海だった所を埋め立てて作られた土地が多いです。品川も埋め立てられた所のようで、江戸時代には今の品川駅は海の中にありました。
昔からこの地域に住む人は、水を司る水神様・龍神様を敬っていたようです。水害から人を守るために、品川では品川神社と荏原神社という二つの神社が建てられ、それぞが「北の天王」「南の天王」と呼ばれていました。
梅の咲く季節に、この2つの神社に行きました。品川神社は、門柱に龍の細工が施された石鳥居「双龍鳥居」がありました。なぜ、都会の真ん中に龍?と思いましたが、なるほどなぁと今になって納得。
左の柱に昇り龍、右の柱に降り龍が彫刻されていて、双龍鳥居は「東京三鳥居」ともいわれているようです。
この神社に行こうと思ったのは、津野山の龍神様と品川神社の龍神様が仲良し?と書いている方のブログをみつけたから。ホントかはわからないけど、??その方はだいぶ昔に津野山の稲葉洞の龍神様が封印された?とか書いていて、津野山を話題にするだけでも珍しいので、行くしかないと行きました。その方封印をといたみたいです。
また、別の方は鳥居前の大黒天と、この神社の一番奥の稲荷社の中に祀られている白龍神が対角線上に凄いエネルギーで繋がっているとか。
この奥の白龍神のお祀りされている所は確かに私のような者でも氣が凄いように思いました。この場所には、弁財天も祀られており、お金を洗うとお金が増えるとかで、数人が並んでいました。私は、手だけ合わせました。
埋め立てた場所は関東には沢山あります。東日本大震災の液状化現象は、その事をまざまざと見せられたように思いました。
人が密集し、土はコンクリートで固められ、建物は高く高くなり、それでも収まらない人が住むために、海や沼が埋め立てられました。土がコンクリートに変わると、大地は息が出来ないのかもと思ったりします。苦しくて仕方ない。海も埋め立てられる事で、沢山の海洋生物は生きられなくなったはず。
都会に人口が集中しすぎたから、人の視点では仕方ない事かもしれないけれど、そうして土着の精霊や龍神の棲家だった場所に住まわせて貰っていることに、人は感謝しないとイケナイ、生きてイケナイ時代が令和、霊和なのかもしれないと思います。
精霊達と和する時代。感謝を呼び起こす時代。神様を心に感じて神様を畏れ敬う時代。
品川神社に行って、そのあとに色々調べると、天気の子で新海誠監督が映画で言いたかったことが少しだけわかる気がしました。
映画の中で海のように浸水した都会。でも元は海だった場所にビルが建っただけ。
先日訪れた、氷川三社や、品川神社のような神社は都会の中にあっても、古代のその土地の姿を垣間見せてくれていると思いました。
もう、開拓はやめて、今あるものに感謝して返せるものは返していかないとイケナイのかもとさえ思うこの頃です。
つづく
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