天空の城ラピュタを観る度に、これって忽然と消えたとされるムー大陸をテーマに描かれているのかなぁと、勝手な想像力がでてきます。
本当は
「ラピュタの発想はどこから来た?」との質問に、原案はジョナサン・スウィフトの小説ガリバー旅行記に登場する空飛ぶ島"ラピュータ"から、らしいです。
なので、ムー大陸は私の勝手な想像の飛躍です。
ジブリ映画でのラピュタは遠い昔に滅びた帝国です。高度な科学力で天空から世界を支配し、今も空のどこかに浮いているといわれる国。
飛行石がでてきますが、それはラピュタの王族がいつかラピュタに帰る日のために代々受け継いできた物です。
なんだか、このマーク、天照大神からニギハヤヒが天磐船にのり降臨する際に受け取った十種の神宝みたい、と勝手に繋げてみます。ジブリと神話が共に好き。
主人公の女の子シータは飛行石を持ち、ラピュタ帝国から秘密の名を受け継いでおり、それは、ラピュタ王家の血族であることを示すものでした。彼女こそがラピュタ王の末裔にして正当なる王位継承者なのでした。
ラピュタは天空にあるんですが、絵を見ると根っこみたいなワカメみたいなフワフワした国に見えます。
ムー大陸は、海の上にあったとされる国です。
しかし、ムー大陸は海に浮いていたものの、ラピュタみたいにふわふわ、ワカメのようにユラユラしていたような気がしています。だから忽然と消えた。
実在したかしてないか解らないムー大陸。
神話で国生みの際、最初イザナギ様とイザナミ様がヒルコ様を生み出した話を思い浮かべます。
「日月(ひつき)既に生れたまひぬ。次に蛭児(ヒルコ)を生む。此の児(みこ)、年三歳に満(な)りぬれども、脚尚し立たず。」
イザナギ様、イザナミ様の国生みで、最初にできたヒルコ様。しかし、
此の子は葦船に入れて流し去(す)つ。
脚と葦を掛けています。脚(土台)がしっかりしていない国だったのかもです。
3歳になりぬれど、という意味は、年月はそう永くは続かなかった、脚尚し立たず、とは、神々の意に沿う国とはならなかった、柱を立てられなかった?と深読みします。だから、滅びたのかも。
現世でいうと、生まれる事の出来ない命、水子をヒルコの響きから想像します。命儚し、しかし、命尊し。
命は尊いのです。
何かユラユラ私の想像力が広がります。
つづく
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