一昨日からの続きです。内経図から。
「下丹田」 は臍の下に位置するとありました。
今日は下部の絵を見ながら感じた事を記します。
下部には、生命の海から「気」を汲み上げるために足を踏んで水車を回している童男と童女のペアの姿を描いている。そのすぐ右隣には「坎水逆流」と書かれた鼎(かなえ)があって、
脊柱に沿った経絡の督脈を気が下から上へ逆流すること(回光逆法)を意味している。
とWikipediaにありました。
注→督脈は下から上は男性、上から下が女性、と教えてもらいました。男女役割があり両者は流れが男女で逆のようです。
それでは、勝手に下部から検証します。
→下部には、童子2人がいます。水車からは河車をイメージします。河車は、それが出来てしまえは何ら作為を加えなくても水が轍から汲み上げられ車は周りはじめます。
幼子は無邪気で、無垢です。無作為な童子のような活動、胎児をそっと温かく子宮で温めるような、まるで羊水のような温もりで優しい活動が人体下部には好ましいのかもです。
赤ちゃんを守る胎盤は漢方の世界では、紫河車という名前で知られているようで、紫河車は、過去には不老長寿・滋養強壮のお薬として使われていたようです。
妹が脳脊髄液減少症という病になったとき、プラセンタが効くと聞いて、何度か試しました。このプラセンタの別名が紫河車のようです。
生薬、紫河車の出典の一つである「本草綱目」(1596)によれば、健康女性の胎盤とあるようで、人胞、胞衣、胎衣、混沌衣、 混元母、仏袈裟等の別名もついています。
それらの名前から、陰陽では、陰、女性的なイメージがあります。
画像クラシエより
中国では、古代、秦の始皇帝は不老不死の妙薬のひとつに用い、また西洋では、ヒポクラテスが治療に利用していたと伝えられていたり、エジプトの女王クレオパトラや、フランスの王妃マリー・アントワネットは、若返り・美容の目的で利用していたようです。
また、水車の少し上に上がっていくと、
牛を使って田(丹田)を耕している。「鐡牛畊地種金銭(鉄の牛が地を耕し黄金の銭を得る)」と書かれ、何事にも動ぜずに丹田で気を煉り育てる象徴として描かれている。
何事にも動じないとは、昨日の道士呂祖様(呂洞賓様=孚聖様)の逸話を思い出します。周りの景色は仮、幻想であり、流れる映画のスクリーン🎞️のようなもの。実相を観る眼力を養いながら、鉄の牛を使い耕作する姿を描いているのかもです。
その右にある4つの太極図は、ここが下丹田(正丹田)であることを象徴している。とあります。
4つの太極図。易が太極→陰陽にわかれてから4象、一から多へということなのか、
丸の中の4つの紅白の太極図が何を指すのかは分かりません。下の水部分💧から上がってきて、次は火🔥。そこが下丹田なのですね。イマイチ私には何もわかりませんが、これを描いた人は、下丹田を絵にするとこんなイメージがあったのでしょうね。
描いた人のイメージを絵で創造する力はスゴイなぁと思いました。
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