富士山日の出館で日の出のご来光を仰いだ次の日は、ご来光館にて宿泊します。ゆっくりペースだからか酷い高山病になることもありませんでした。
富士山と太陽(日の出)の次は、富士山と朧月夜を。不思議と優しく、また、雷光を誘なって水を地上から吸い上げ雲をつくるような月でした。
深夜山小屋には激しい雹❄️のような雨がうちつけ、大きな雷の音は山小屋の中にも轟いていました。
日本は天照大御神、太陽を尊びます。
「太陽」の対語が「太陰」で、これこそ月の別称です。
砂漠地帯から誕生したと言えるイスラム教を信奉する諸国は、「月」を尊びます。
砂漠の国では、酷暑の昼を作り出す太陽(時には死すらイメージさせる存在)より、それが和らぐ夜、冷たく輝く月と星こそが安らぎと幸福の象徴です。
月の満ち欠けと、潮の満ち干や女性の月経との相関関係、陰陽の陰。女性的なイメージを月は孕みます。
イスラム教の国で、訪れたことのある国、トルコ。国旗には赤地に白い三日月と星が布置されています🇹🇷。「夜」が象徴として採られ、太陽がでる「昼」を採っている日本国旗🇯🇵とは正反対です。両国はとても友好です。
イスラム暦は太陰暦であり、日本もかつては太陰暦を採用していました。
富士山は日本の山ですが、
朧月夜とその後の雷雨に、
日本代表として世界の様々な霊山と共に、
壮大な地球🌏の大いなる運行を静かに
辺りを美しく照らしながら、ただ黙々としているようでした。
富士山の御祭神はコノハノサクヤヒメ。
かぐや姫(鹿屋姫)はコノハノサクヤヒメのお母さまとも言われています。
また、カモ氏出身の高照姫(御歳神)、下照姫もかぐや姫の逸話に織り交ぜられているとも。
富士山からみる朧月のように優しくまた、どこか物憂げな一面に、かぐや姫を思い浮かべました。🌕
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