「君の名は」には口噛み酒(くちかみざけ)がでてきます。三葉が巫女として舞をまったあとに行う神事です。米を噛み吐き出して発酵させ酒にします。
これを見たとき、何これ?えっ!!って思いました。
しかし古代日本、アイヌや沖縄、奄美では、こうして作られた酒があったようです。
今の鹿児島県、昔の大隅国の『大隅国風土記』の逸文には、酒を造ることを「かむ」というとあり口噛酒についての記載があるみたいです。
日本語において「醸造」を表すカモス(醸す)は、「カミ(噛み)」と語源が同じという説もあります。
「カム(醸)」はまた、「カブ(発酵して黴かびが生じること)」にも繋がるようです。
日本の和食は世界遺産にも登録され、あのスティーブ・ジョブズも病に侵されたあと、食を見直し和食を積極的にとりいれました。日本食には、醤油、味噌、納豆、酒など発酵食が多いです。
また、発酵に欠かせない黴の働きは、土と関係が強く、身体は、土で作られたものを噛む(カム=神)働きにより、身体に良いものへと変化し和して吸収します。
唾液の消化酵素は、まず米なんかのでんぷんを麦芽糖に分解します。
和する食(和食)は美味しいし、よいですね!
人工甘味料や、化学調味料は、いくら唾液の消化酵素を混ぜながら噛んでも神と和することが出来ない、身体と和することができないかもです。だから、身体にやはり悪い気がします。
身体にとって良いかなというのは、黴の働きを含む土をその食品からイメージ出来るか、太陽と綺麗な水をイメージできるのか、綺麗な空気がイメージできるかどうかかなと思います。
口噛酒が売っていたら買うか?というと、答えは、、うーん無いなぁ、、ですが、兎に角、自然の食材をよく自分で噛むことにより身体に取り入れて生きたいなと思います。
地産地消とかありますね。その土地で生産された新鮮なものをいただくってすごい良いです。自分で愛情を込めて野菜を作る方のブログをみると、本当に、身体も野菜も喜んで嬉しい相乗効果を感じます。
土壌汚染、水質汚濁、埋め立て、近視眼的な開発は、実は食べ物を食べなければ生きてイケナイ自分達の首を自分達で絞めることになっているのかなと思います。
持続可能な開発目標SDGsについて以前、若い子達と話したことがあります。かなり、若いのに意識が高い子もいて嬉しく思います。自然もギリギリのところで悲鳴をあげながら踏ん張っているのかもしれません。
飽食で食べ物が無くなるなんて今は考えられないけれど、自然の大地や海からの食べ物を頂かなければ、誰も健康を損ないやすくなり、良くは生きられないし、噛む働きは、神と和する働きともいえるから、自然の食に感謝して食はいただきたいです。
いつか、農作業をし、土を耕し作物を育てながら田舎で生活するのを夢にみています。
【君の名は 口噛酒検索画像より】
こんにちは!暑いですね。
きっと、同じ音の響きは繋がっていますよね。そうかもしれませんね。
黴も、ウマシアシカビヒコヂという、とても尊い神様の御神名をふと思わせます。
日本語の不思議ですね!
コメントありがとうございました😊