※上記写真の人物はセバタ勇区議会議員です。
日本共産党は、安倍自公政権が戦争法案を参議院本会議において強行採決した後に、緊急の第4回中央委員会総会を開催した。そこで日本共産党は、戦争法廃止と集団的自衛権行使容認閣議決定撤回を一致点とする、国民連合政府実現への提案を社会へすることを決定した。そのことがあって、現在、全国の日本共産党の党員・党組織は様々なところで国民連合政府実現への提案についての支持を国民へ訴えている。
国民連合政府実現へむけて日本共産党は、民主党の岡田克也代表(2015年9月25日)、生活の党の小沢一郎党首(2015年9月28日)、社会民主党の吉田忠智党首(2015年9月28日)と会談した。
安倍自公政権を倒して立憲主義・法の支配に基づく政治秩序を取り戻すための日本共産党が提案した政権構想が野党各党を巻き込んでいく中で注目が様々な所から注目が集まっている。言うまでもないが、全ての人々が日本共産党が提案している国民連合政府実現に賛成しているわけではなくて反対する人々がいる。安倍自公政権が強行制定した戦争法制に賛成する人々が一部にいる。
社会には様々な立場の人々、様々な価値観・政治観の人々がいる。だから、日本共産党が提案している様々な政策、政治的立場に反対する人々がいる事自体は問題がないというか、いて当たり前である。従って、日本共産党の党員・党組織が街頭で宣伝行動をすれば、賛同する人々だけではなくて反対する人々が行動参加者に話しかけたり議論を持ちかける場合がある。これが紳士的に行われる分には、私は問題視しない。しかし、時々看過できない事態に直面することがある。
昨日、17時30分から18時30分にかけて日本共産党のセバタ勇区議会議員及び地元の党員、後援会会員、そして平井・小松川9条の会がJR総武線平井駅南口駅頭で戦争法制廃止への訴えをした。私は、宣伝行動に遅れて参加したから直接は目にしていないのだが、仲間から「中国の手先!」と捨て台詞をぶつける中高年の男性がいた旨を聞いた。集団的自衛権行使のための戦争法(安保関連法)を違憲であり、日本を戦争国家へするものだとして日本共産党は反対している。このことに対してどうして「中国の手先!」と捨て台詞を投げつけられなければいけないのか私にはまるで理解できない。戦争法に反対することを中国の手先と扱うことには、論理の飛躍がある。日本共産党の提案を不条理だと思うのであれば、その理由を筋道立てて述べるのが大人としてとるべき態度ではないだろうか。
自分の見解を筋道立てて述べるでもなく、感情的に捨て台詞や悪罵を投げつける行為は、大人として実にみっともないと私は言わざるをえない。
戦争法(安保関連法)を違憲とすることに納得出来ないならば、合憲であることを筋道立てて納得出来るように説明するべきだろうし、他のことでも日本共産党などの見解に反対ならば、その旨を筋道立てて紳士的に述べるのが一人の大人として社会人としてするべきことだ。何の論理も示さずに公衆の面前で他人に捨て台詞や悪罵を投げつけることは、大人として社会人としてみっともない行為だということを自覚するべきである。